...夜は如何にアブサントを飮んでも却つて眠られず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」氷峰も煙草を飮み初める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...酒は此處にて飮むべかりき』と...
大町桂月 「梅の吉野村」
...「よし今少し經つたら飮む」と言つて容易に承知しなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...トロイア王の宮殿の中に弔慰の盛なる美なる宴飮催しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「さあ飮みましょう...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それで働いちや持つて歸るのを留守に成ると飮んだり打つたりといふんですからね...
長塚節 「おふさ」
...追悼(つゐたう)と言つたところで、改まつた催しではなく、阿呆陀羅經(あほだらきやう)見たいなお經をあげ、お互ひに隱し藝を持寄つて、飮んで食つて、花火が打ち止んだ頃お開きにすればそれでよかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたら溜飮を下げそこねたわけだよ」青髯(ひげ)の凄まじい男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...砂糖の少し入つた玉露水を飮んだ...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...茶碗についでぐつと飮んだ...
林芙美子 「雪の町」
...彼がその液體を飮んでから三分間坐らせておいたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...飮んだり喰つたり...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あてが飮む、あんたが飮む...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...林檎酒(シイドル)を飮み過ぎて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...お母さん』『阿父さんに訊いてごらん』『どうして正覺坊はお酒飮なの...
若山牧水 「鴉と正覺坊」
...あそこで一杯飮んで別れようぢやないか...
若山牧水 「樹木とその葉」
...いつか一度思ふ存分飮んで見度いと思つてゐたが...
若山牧水 「山寺」
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