...河東節には閉口したらしく...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...河東節の批評はほぼ同感であったが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...元禄において江戸演劇を創生し享保元文(げんぶん)年代に至つて河東節(かとうぶし)を出(いだ)したる都会特殊の芸術的感情は...
永井荷風 「江戸芸術論」
...享保に入りては河東節(かとうぶし)その他の音曲(おんぎょく)劇場に使用せられ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...若旦那柳絮はいつぞや仲(なか)の町(ちょう)の茶屋に開かれた河東節(かとうぶし)のお浚(さら)いから病付(やみつ)きとなって...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...閉切った障子の中には更に人の気勢(けはい)もないらしいのに唯だ朗かに河東節(かとうぶし)「水調子(みずちょうし)」の一曲が奏(かなで)られている...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...端唄や河東節(かとうぶし)は玄人跣足(くろうとはだし)だが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...意匠を河東節の歌曲「小袖模様」に取つたものであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...和十は河東節(かとうぶし)の太夫...
森鴎外 「細木香以」
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