...それはドイツの城に幽霊がよく出没するのとおなじことである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...北京(ペキン)上海(シヤンハイ)に出没する...
芥川龍之介 「骨董羹」
...中途より雨さえ加わりて路(みち)は膝を没する泥濘(でいねい)...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...網と一緒に水中に没する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...直径約十キロにわたって出没すること...
石川欣一 「比島投降記」
...自分の全財産をつんだウラル丸が沈没するというので...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...潜水艦はどっちみち沈没するか...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...日が没すると砂も流れるのをやめるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...拳(こぶし)を没すること三四寸...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...沈没するまではそれに捲き込まれて...
豊島与志雄 「生活について」
...太陽の方が雲に没するか...
豊島与志雄 「絶縁体」
...ここでは土を担いだり石を運んだりさまざまに変幻出没するけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...見たいものは見たいので源因のいかんに因(よ)って変化出没する訳には行かぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...やがてまた水底へ行方(ゆくえ)も知れず没する...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...放っておけば目前で沈没するかというようなひどいようすをしているので...
久生十蘭 「海難記」
...こうした社会主義競走は楽しい!青ざめたバスチーユよ!失われた搾取の国境線の地平に没するところ濤は楽しい島々の礎石に寄せ北海の処女原を刻む断層の鋸目の隅に...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...後の五百年は闘諍堅固にして白法隠没するの時として...
三木清 「親鸞」
...日没する国の英雄...
吉川英治 「新書太閤記」
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