...北京(ペキン)上海(シヤンハイ)に出没する...
芥川龍之介 「骨董羹」
...直径約十キロにわたって出没すること...
石川欣一 「比島投降記」
...船が沈没するらしいと...
海野十三 「海底大陸」
...この気むずかし屋の癇癪(かんしゃく)もちの動物的な汚れが浸みこんでいるように見える老人の周囲に出没するのは何も心から...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...馬脚は膝を没するも馬腹に至らず...
関寛 「関牧塲創業記事」
...日が没すると砂も流れるのをやめるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...反覆しつつ個性を没するものを...
戸坂潤 「科学論」
...海に没する夕陽を雲の切れ目に眺めかつ拝んだ...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...海底へ没するだろう...
豊島与志雄 「春盲」
...それはあの盗賊の出没する山間を通ったことよりもいっそう危険なことだったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間の上に吹きすさむ風のために一社会が覆没することは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此(この)智此(この)徳の間に頭出頭没する者は此(この)智此(この)徳を知ることはできぬ...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...雉子(きじ)が出没するという噂...
火野葦平 「花と龍」
...ちらりと電光(いなずま)のように閃いて又暗中に没する時...
二葉亭四迷 「平凡」
...貧民窟へ出没する一番卑(いや)しい野郎はマザロフ王子で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...異国船が近海に出没する...
山本周五郎 「風流太平記」
...『左伝』は孔子没する前年に「孔子...
和辻哲郎 「孔子」
...信仰の敵アラビア人が出没する限り...
和辻哲郎 「鎖国」
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