...沈勇だと御賞美になったのも...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...小泉孤松(こいずみこしょう)は「伝吉の沈勇...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...かゝる勇猛沈勇の心をきめて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...願はくは吾に与へよ、力と沈勇とを...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...いざという時にびくともしない沈勇ぶりは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...帆村の沈勇は、よく最後の好機をとらえることに成功し、辛(かろ)うじて死線を越えた...
海野十三 「蠅男」
... 190なんぢ何故沈勇を示して他にも勸めざる?アートレ,デースの祕意未だ君明かに悟り得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...沈勇は岩倉公の血を受けたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして死の瞬間まで柔和とへりくだりと魂の平安と沈勇と忍耐とを保った...
永井隆 「この子を残して」
...彼はどうしてもその人を憎む気になれなかった――沈勇にして大人(たいじん)の風あるムク犬は今も無事で...
中里介山 「大菩薩峠」
...平和なる動物、忍従の動物、沈勇の動物、犠牲の動物、労働の動物、博愛の動物、そこで古来神として祀(まつ)られた動物...
中里介山 「大菩薩峠」
...臆するところのない沈勇の影を宿した面(かお)を向けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...同伴の沈勇なる少年でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...沈勇な少年を小手招ぎをするのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...畜中の沈勇なるものというべきかと評す...
南方熊楠 「十二支考」
...別人の落着きと沈勇があつた...
室生犀星 「めたん子傳」
...沈勇才徳(ちんゆうさいとく)の人吉川元春(きっかわもとはる)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この沈勇の処置と...
吉川英治 「新書太閤記」
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