...決然とした態度で問題を解決した...
...彼女のまなざしには決然とした意志が見えた...
...明確な目的意識を持って、決然と自分の進むべき道を切り開いた...
...彼の決然とした言動には説得力があった...
...部下たちは上司の決然とした指示を受け、すぐに業務に取り掛かった...
...兎も角も明日決然(きつかり)した返事をすると言つて置いて...
石川啄木 「天鵞絨」
...決然たる樣子で彼を見る)いゝえ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...親娘三人どうにかやってゆけます」そう言って決然として身を粉にして...
上村松園 「母への追慕」
...「状態がどうもよくないな」彼は決然と床柱から背を剥がし...
梅崎春生 「幻化」
...決然と云い切った...
海野十三 「人造人間事件」
...戸沢さん」帆村は決然として云い出した...
海野十三 「獏鸚」
...決然たる態度であった...
太宰治 「乞食学生」
...決然とX君に言った...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...あったらこの私が家へ置かなかったろうよ」決然としたものが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋と芸術の権化(ごんげ)――決然と自己を開放した日本婦人の第一人者――いわゆる道徳を超越した尊敬に値いする人――『須磨子の一生』の著者はそう言っている...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...決然として振い起った...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...(決然と天幕へはいって行こうとするが...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...決然と加入を拒んだ大家や中堅もあるにはあった...
正岡容 「寄席」
...決然として実行すれば好いのだ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...器械のように決然と廻転した...
夢野久作 「戦場」
...それを見下ろしたストーン氏は決然とした態度で...
夢野久作 「暗黒公使」
...そして日傘(パラソル)と嚢(サツク)とを提(さ)げたわたしは決然として...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...決然として生の充実...
和辻哲郎 「創作の心理について」
便利!手書き漢字入力検索