...決然とした態度で問題を解決した...
...彼女のまなざしには決然とした意志が見えた...
...明確な目的意識を持って、決然と自分の進むべき道を切り開いた...
...彼の決然とした言動には説得力があった...
...部下たちは上司の決然とした指示を受け、すぐに業務に取り掛かった...
...兼平を顧み決然として共に馬首をめぐらし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...決然立ちあがつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...その翌(あ)くる日に僕は十分母の精神の休まる様に自分の心持を話して、決然学校へ出た...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...二葉亭は決然袂を揮って退学した余勇がなお勃々としていた処へ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...決然語学校の椅子を抛棄(ほうき)して出掛ける気になった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...昔から仏教では、この一句を「法身偈(ほっしんげ)」または「縁起偈(えんぎげ)」などといっていますが、彼はこの言葉を聞くなり、決然として、永(なが)い間、自分の生命(いのち)とも頼んでおった、婆羅(ばら)門の教えをふり捨てて、ただちに心友の目連尊者といっしょに、釈尊のみ許(もと)に馳(は)せ参じ、ついに仏弟子となったのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...いまこそ決然立つべき時なり...
太宰治 「花吹雪」
...盲学校じゃい」決然という...
壺井栄 「赤いステッキ」
...決然としてジャン・ヴァルジャンに向かって進んでゆき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は決然として、あのあこがれの二条の白線の帽子を地に投げすて、校門を出たのでした...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...やがて決然と面をあげると...
久生十蘭 「魔都」
...ルグランは決然として先頭に立ってゆき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
......
宮沢賢治 「月天讃歌(擬古調)」
...貴様は決然として背を向けるが好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...断じていかんぞ! 大助は決然と立ちどまった...
山本周五郎 「新潮記」
...決然としてその小さなしなびた顔を霜の中に突込み...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...決然とした低い声で云った...
夢野久作 「難船小僧」
...かれは決然(けつぜん)といった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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