...決然とした態度で問題を解決した...
...彼女のまなざしには決然とした意志が見えた...
...明確な目的意識を持って、決然と自分の進むべき道を切り開いた...
...彼の決然とした言動には説得力があった...
...部下たちは上司の決然とした指示を受け、すぐに業務に取り掛かった...
...決然として西洞院の第を出でぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...兎も角も明日決然(きつかり)した返事をすると言つて置いて...
石川啄木 「天鵞絨」
...その翌(あ)くる日に僕は十分母の精神の休まる様に自分の心持を話して、決然学校へ出た...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...決然語学校の椅子を抛棄(ほうき)して出掛ける気になった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...決然として発火信号の用意を命じたのである...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...決然と云い切った...
海野十三 「人造人間事件」
...戸沢さん」帆村は決然として云い出した...
海野十三 「獏鸚」
...長年の政治生活に決然と袂別を告げた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...妻子と王位とをふりきって、敢然として、一介の沙門(しゃもん)となり、そして決然、苦行禁慾の生活に入られました...
高神覚昇 「般若心経講義」
...誰か一人が決然たる処置を取らなかったら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...房一の態度が決然としてゐたのと...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...芥川の二氏の如く決然自殺をするような熱情家ではあるまい...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...決然とX君に言った...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...それを言はなきや――」平次が決然として立ち上がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし両方から今度は決然と進んで来る...
原民喜 「夜」
...断じていかんぞ! 大助は決然と立ちどまった...
山本周五郎 「新潮記」
...今こそ決然と別れを告げねばならぬと決心した...
横光利一 「上海」
...決然とそこから起ち上がった...
吉川英治 「三国志」
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