...決然とした態度で問題を解決した...
...彼女のまなざしには決然とした意志が見えた...
...明確な目的意識を持って、決然と自分の進むべき道を切り開いた...
...彼の決然とした言動には説得力があった...
...部下たちは上司の決然とした指示を受け、すぐに業務に取り掛かった...
...保守と急進との理想は日本の文明に於いて未だ決然たる對立を形成してゐない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その本流に於いては――外見上時として相提携してゐるやうに見えながらも――寧ろ決然たる對立を成してゐるのは何故であるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...決然として窓に近づくと...
海野十三 「月世界探険記」
...決然とした様子で言い聞かせた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...大臣が御巡視もなさらぬのは不親切としか思われません」野口が決然といい放った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造は満面の憂傷を払うように決然と...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...妻子と王位とをふりきって、敢然として、一介の沙門(しゃもん)となり、そして決然、苦行禁慾の生活に入られました...
高神覚昇 「般若心経講義」
...彼はそう云う判断の下に決然たる行動を取ったのであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...決然として一向宗徒に加担する態度を明かにした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そして世に最も人を見下げた力強い決然たる微笑を浮かべて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は決然として暗黒の中にはいって行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...重吉はかつて覚えたことのない侮辱(ぶじょく)を感じて決然として女の家を出ようと思いながら...
永井荷風 「ひかげの花」
...決然として面をあげると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...忠太郎 (咽び泣く)おはま (じッと忠太郎を瞶(みつ)める)忠太郎 (涙を拭うと決然と態度が一変する)おかみさん...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...ひどいぞ」秀陳は急に決然と面をあげ...
久生十蘭 「魔都」
...いと決然たる調子にて...
宮崎湖処子 「空屋」
...器械のように決然と廻転した...
夢野久作 「戦場」
...勝頼はもう決然と...
吉川英治 「新書太閤記」
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