...決然とした態度で問題を解決した...
...彼女のまなざしには決然とした意志が見えた...
...明確な目的意識を持って、決然と自分の進むべき道を切り開いた...
...彼の決然とした言動には説得力があった...
...部下たちは上司の決然とした指示を受け、すぐに業務に取り掛かった...
...兎も角も明日決然(きつかり)した返事をすると言つて置いて...
石川啄木 「天鵞絨」
...」と決然(けつぜん)とし...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...決然立ちあがつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...何度おたずねになっても、あたくしはそれについては申上げない決心をいたしていますの」顔をあげると、三津子は、決然といった...
海野十三 「地獄の使者」
...決然と云い切った...
海野十三 「人造人間事件」
...決然とした様子で言い聞かせた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...なぜ即座に決然と拒絶しなかったのか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...』 570しかく陳じて決然とアキルリュウスを待てる彼...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...荒波の上に決然と突進していった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...決然として米友が立ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...決然として自己保然の唯一の道を採ったのに何んの不思議があるでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...決然たる辭色(じしよく)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正しい価値に率直であるという決然とした態度のために嫌われ者になっている...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...」と決然と繰返す事が如何に苦しかつたか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...決然としてニヤリ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その大胆に決然とした反対を...
本庄陸男 「石狩川」
...専攻斯学願樹功、微躯聊期報国忠、人間万事不如意、一身長在轗軻中、泰西頼見義侠人、憐我衷情傾意待、故国難去幾踟、決然欲遠航西海、一夜風急雨※※、義人溘焉逝不還、倏忽長隔幽明路、天外伝訃涙潸潸、生前不逢音容絶、胸中欝勃向誰説、天地茫茫知己無、今対遺影感転切明治廿四年十月遂に上の図篇が第十一集に達し、これを発行した時、私の郷里土佐国佐川町に残してあった我が家(酒造家)の始末をつけねばならぬ事が起ったので、仕方なく右の出版事業をそのまま擲って置て、匆々東京を出発する用意をし、間も無く再び東京へ出て来るから、今度出て来たが最後、大いに矢田部に対抗して奮闘すべく意気込んで国へ帰った...
牧野富太郎 「植物記」
...今こそ決然と別れを告げねばならぬと決心した...
横光利一 「上海」
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