...しかし短刀をもった男を犯人と決めるに十分な証拠はまだ集まらない」「というと...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...「これからどう動くかを決める前に...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...だが、そう決めるなら、小敵の処理に、あまりに多くの時間と精力を浪費することは、無益以上の悪結果を招く...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...研究協議して決める事が多うございます...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一体作品の批評と云っても何も作家のために作家に向かって物を云っているものだと決める理由はどこにもないので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「じゃあ、行ってくれるんだな、行ってくれるんだな! すぐに今一筆書いてやるからな」「わかりませんよ、行くかどうか、まあ途中で決めましょうよ」「途中でとはなんだ、今決めるがいい、な、いい子だから決めてくれ! 話がついたら一筆書いて、坊さんに渡してくれ、そうすれば、やっこさんがすぐおまえの書きつけをわしに届けてくれるからなあ、それから後はもうおまえの邪魔はせんから、ヴェニスへでもどこへでも行くがよい、坊さんが自分の馬をつけて、おまえをワロヴィヤの宿場まで送ってくれるよ……」老人はただもう有頂天になって、手紙を書いたり、馬の用意に使いを出したりして、前菜(オードブル)とコニャクを出させた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...單に禹のことのみを以て之を決めるのは甚だ不便である...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...肚を決めるこそ人間本懐なのである...
中原中也 「よもやまの話」
...月見草に青い月の出ているのが五千点という風にして勝負を決めるので...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...その向う側の国家とで勝手に決める問題だ...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...法律を決めるお堅い連中は加工品を禁止することまでは考えてないんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...もし理性が決めるのならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...たいへん重要な一点を決めることができるわけだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...それによって決めるがよいとも思うからである...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...決めるのは私です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...だから二日か三日のうちにいよいよあの人もぼくを病院へやることに決めるだろうと思う...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...弥陀のお心にたずねて事を決めるにかぎる」「よう気づかれた」「さて……どうするか?」「それだ……」ここでも...
吉川英治 「親鸞」
...自分の生涯を決めること...
吉川英治 「宮本武蔵」
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