...によってそれを決めるのもよい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これを決める決めないは君しだいだ」崑は十娘に目をやったがすぐ気に入ってしまった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...立場以外のこの概念――例えば如何いうことが具体的(又は具体的立場)であり何が抽象的(又抽象的立場)であるかを決めるものこそ之である――は何であるか...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そしてみずからの理論がどのような一定の諸理論と連帯であるかを決めるに役立つ第一の標準こそ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...ともかくこうした社会政策と名のつくものを実行出来ないものと決める理由はなくなるわけである...
戸坂潤 「挙国一致体制と国民生活」
...併し左翼か右翼かを簡単に決めることだけが思想化というものではない...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...態度を決めるというアリストテレス風のレトリック――人間学の始まりが之だ――も...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫々の文章を一定形式でなければならぬと決めるものは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...意慾の傾向化を決める...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...「じゃあ、行ってくれるんだな、行ってくれるんだな! すぐに今一筆書いてやるからな」「わかりませんよ、行くかどうか、まあ途中で決めましょうよ」「途中でとはなんだ、今決めるがいい、な、いい子だから決めてくれ! 話がついたら一筆書いて、坊さんに渡してくれ、そうすれば、やっこさんがすぐおまえの書きつけをわしに届けてくれるからなあ、それから後はもうおまえの邪魔はせんから、ヴェニスへでもどこへでも行くがよい、坊さんが自分の馬をつけて、おまえをワロヴィヤの宿場まで送ってくれるよ……」老人はただもう有頂天になって、手紙を書いたり、馬の用意に使いを出したりして、前菜(オードブル)とコニャクを出させた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――いやまだ下手人と決めるには早いが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だから二日か三日のうちにいよいよあの人もぼくを病院へやることに決めるだろうと思う...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わたしたちの運命(うんめい)を決めることになった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私は信じていいか悪いか決める事ができなかった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...私が新(あらた)に駒場(こまば)に居を決める直ぐ前に...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...ただ言語の比較だけでは日本人の渡来を決めることは考えものである...
柳田国男 「故郷七十年」
...けれどもそれでは行こうと決めるには...
山本周五郎 「日本婦道記」
...廊下の光りを踏みつつ彼も覚悟を決めるのだった...
横光利一 「旅愁」
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