...江河の堤を決するが如き勢を以て京師に侵入せむと欲したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...単なる道義観や理論のみで争いを決することは通常...
石原莞爾 「最終戦争論」
...深刻なる精神問題をも根本的に解決する...
石原莞爾 「新日本の進路」
...」と今卓子(ていぶる)を打てる百人長は大(おおい)に決する処ありけむ...
泉鏡花 「海城発電」
...問題を解決する道を進むことになった...
海野十三 「火星探険」
...また小が大に当るのであるから決するところがある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...其を決するのは容易ではなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...こういう考えが妥当であるかないかを決するには...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...いつもうまく解決するのに慣れていたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...この問題を意味のある示唆に富んだ形態で解決するには...
戸坂潤 「思想としての文学」
...討論を用いずに之れを決することは出来ない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何らの箇条を枚挙して進退を決するや...
福沢諭吉 「教育の事」
...この表現は何も解決する力は持っていないものであった...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...この彪が副となって挙兵すれば天下の志士は蜂起(ほうき)して事を一挙に決するだろうという...
山本周五郎 「新潮記」
...身心の全能力を尽して勝負を決する...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...次に述べる通りの「胎生学」と「夢」に関する二つの大きな不可思議現象を解決する事によって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...間(ま)の遅いか迅いかで勝敗はすでに決する...
吉川英治 「剣の四君子」
...しかし大事を決する場合には「寄合」の決議によらなくてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
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