...池水の調べに通(かよ)って...
泉鏡花 「怨霊借用」
...いざよひの池水に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...池水が湛えられている如く...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...「いそかげの見ゆる池水照るまでにさける」は正しく実感である...
土田杏村 「あしびの花」
...遊楽後(あと)を絶ちて唯だ変りなきその池水(いけみず)のみ...
永井荷風 「霊廟」
...澄み透つた池水の底の...
野上豐一郎 「桂離宮」
...もゝの花さきてうつろふ池水のふかくも君をしのぶころかなとある...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...さゝやかなる庭の池水(いけみづ)にゆられて見ゆるかげ物いふやうにて...
樋口一葉 「あきあはせ」
...さゝやかなる庭の池水(いけみづ)にゆられて見ゆるかげ物いふやうにて...
樋口一葉 「月の夜」
...不忍(しのばず)の池水は大魚の鱗(うろこ)かなぞのように燦(きら)めく...
二葉亭四迷 「浮雲」
...池水碧(あお)くして緑あざやかなる不忍池畔でのめぐり合いを語り...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...諸池水中衆花具足し...
南方熊楠 「十二支考」
...見し人の影すみはてぬ池水にひとり宿守(も)る秋の夜の月こう口ずさみながら家へ帰って来た大将は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...池水がよごれて居れば氷が美しく見えない...
室生犀星 「冬の庭」
...故に此の池水のやうに文語が腐らないやうに假名遣を訂すのは必要でありますけれども...
森鴎外 「假名遣意見」
...四建物の土台と池水との境に...
吉川英治 「黒田如水」
...さざ波もない池水を見まもりながら...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ池水に雨が注(そそ)げば池を新たにする...
吉川英治 「新書太閤記」
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