...現代の隠れ簔(みの)であろう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...変身願望はまた「隠れ簔願望」にもつながるものである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...この大政治家の意識下にも強い「隠れ簔」願望があり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「人間椅子」という隠れ簔に隠れて恋愛をするのも...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...いずれも読者の「隠れ簔」願望に訴えるところが非常に強く大きいのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...蒲地左衛門(水蔭)龍造寺山城守(漁山)家臣某(九華)同(紅葉)同(眉山)宗虎丸(小波)清三郎(虚心)庄屋(紅葉)下男(思案)村の娘(錦簔)同(露紫)其他踊り子楽屋総出...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...先頭は庄屋の紅葉、それから下男の思案、眉山、九華、錦簔、露紫、虚心、柳蔭、いづれも夢中で踊り抜いた...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...皆同じように襤褸襦袢(ぼろじゅばん)を一枚着て腰簔(こしみの)をつけていたが...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...殊に芭蕉の舊跡簔蟲庵(みのむしあん)へは是非御一覽をお勸めするといふので...
近松秋江 「伊賀國」
...先日田舎(いなか)で農夫の着ている簔(みの)を見て...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...その枝にたくさんな簔虫(みのむし)がぶら下がっている...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...裸になったこずえにぶら下がっている多数の簔虫が急に目立って来た...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...よもやこれが簔虫を取るために使われようとは思わなかったろう...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...はたして袋の底に滓(かす)のようになった簔虫の遺骸(いがい)の片々が残っていた...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...もう簔虫のわき腹に一滴の毒液が注射されるのであろう...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...簔虫が繁殖しようとする所にはおのずからこの蜘蛛が繁殖して...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...つまりわれわれの先祖が簔虫(みのむし)や蜘蛛の先祖と同じであってもいいような気がして来る...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...簔虫流に巣にひそむ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??