...江水誰が為にか汪々たる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...途上一江水(いつかうすゐ)は半江水(はんかうすゐ)に若(し)かざるを覚り...
芥川龍之介 「骨董羹」
...江水も画舫も思う存分きたない...
上村松園 「中支遊記」
...閨秀畫家の有澤江水...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...江水流春去欲尽(こうすいりゅうしゅんさってつきんとほっす)……」という辺(あたり)は私だけには大いに心遣りのつもりがあった...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...今の尚書禹貢では江水と淮水とは各々獨立して海に入るので...
内藤湖南 「尚書稽疑」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...江水ニ入(い)ツテ流ル夜...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は山江水漲る間を通して足利にいる...
長塚節 「草津行」
...足利時代に出來たかと思はれる彼の人國記に、奧州人の氣質風俗を評して、「日本ノ偏鄙成故ニ、人ノ氣ノ行詰リテ、氣質ノカタヨリ、其尖ナル事萬丈ノ岩壁ヲ見カ如ニ而、邂逅道理ヲ知ルトイヘトモ、改テ知ルト云事スクナク、タトヘ知ルトイヘトモ、江水ノ流ナクテ、塵芥之積リテ清ル事ナキカ如シ(中略)右之如之氣質故、頼母敷トコロ有テ、亦ナサケナキ風俗也」と云ひ又「人ノ形儀イヤシフ而、物語卑劣ナレトモ、勇氣正キ事、日本ニ可劣國トモ不被思也、因茲也朋友無益討果、主君ヘ志ヲ忘、父母ヘ孝ヲ忘ナトスル類、不知其數、雖男子上下トモニ勇ヲ以テ本トスル處ナレハ、偏鄙偏屈ナリトイヘトモ、潔キ意地アツテ恥ヲ知故、是ヲ善トス」とも云へるは、褒貶共に先づ要領を得て居ると云はなければならぬものであらう...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...嘉陵江水(かりょうこうすい)を写し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...千里の江水(こうすい)...
吉川英治 「三国志」
...江水の濤(なみ)もたちまち逆しまに躍り...
吉川英治 「三国志」
...江水を吹き捲いた龍巻は...
吉川英治 「三国志」
...一方は渺々(びょうびょう)たる江水(こうすい)天(てん)に漲(みなぎ)り...
吉川英治 「三国志」
...すでに江水また山野から...
吉川英治 「三国志」
...三江の城は三面江水に続き...
吉川英治 「三国志」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
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