...彼の弁証法には多分にシェリング風の同一哲学やスピノザ風の汎神論が混入しているのであり...
戸坂潤 「辞典」
...氏が其哲學上の汎神論の立脚地よりして...
朝永三十郎 「學究漫録」
...ヘルダーが歴史汎神論者であつたのに対立せしめてゐる...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...例へばスピノザに於ける汎神論とは異つて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...觀想的、發展史的、汎神論的、は、ロマンティクの代表者が共通に擔ふところの性格であつた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論はかくて此岸性(Diesseitigkeit)の思想につらなる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論的觀念論は「客觀的觀念論」(Objektiver ldealismus)である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...世界の全體に於て絶對的なるものは自己を顯現してゐるといふ汎神論的經驗のうちにおのづから意味付けられてゐたのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ところで汎神論にとつては宇宙を超越して...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかるに汎神論はヘーゲルにあつては發展史的である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...まさしくその汎神論的前提の故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...まさに彼の哲學の汎神論的前提の故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論はかの課題が綜合的に實現されることを要求する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論そのものが包括的...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...コペルニクス的轉が汎神論的意味を負ふためには...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その意味を殘りなく盡し得る地盤は明かに汎神論の地盤であらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そこでヘーゲル主義からの解放のためには第一にこの汎神論的前提の除去が成就されねばならないのは明白であらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論にとつては神は即ち世界にほかならないからである...
三木清 「歴史哲學」
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