...永代蔵(えいたいぐら)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...四十六歳破産 (美作(みまさか))日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...(日本永代蔵、巻五の五、三匁五分曙(あけぼの)のかね)裸川鎌倉山(かまくらやま)の秋の夕ぐれをいそぎ、青砥左衛門尉藤綱(あおとさえもんのじょうふじつな)、駒(こま)をあゆませて滑川(なめりがわ)を渡り、川の真中に於(お)いて、いささか用の事ありて腰の火打袋を取出し、袋の口をあけた途端に袋の中の銭十文(もん)ばかり、ちゃぼりと川浪(かわなみ)にこぼれ落ちた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それを西鶴は『胸算用』『永代蔵』で...
田山録弥 「西鶴小論」
...それから比べると『永代蔵』にある『拾つた金』の悲劇などは...
田山録弥 「西鶴小論」
...『胸算用』『永代蔵』その二書には...
田山録弥 「西鶴小論」
...四『胸算用』『永代蔵』で『金』を描いたかれは...
田山録弥 「西鶴小論」
...『胸算用』『永代蔵』では町人を描き...
田山録弥 「西鶴小論」
...はじめて『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』を読まなければならない廻り合せになった...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...西鶴の『永代蔵』にその記事があるという注意を受けたので...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...その他にも『永代蔵』には「一生秤(はかり)の皿の中をまはり広き世界をしらぬ人こそ口惜(くちおし)けれ」とか「世界の広き事思ひしられぬ」とか「智恵の海広く」とか云っている...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...しかし『永代蔵』中の一節に或る利発な商人が商売に必要なあらゆる経済ニュースを蒐集し記録して「洛中の重宝(ちょうほう)」となったことを誌した中に...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...例えば『永代蔵』では前記の金餅糖(こんぺいとう)の製法...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...詐欺師や香具師(やし)の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼(おおかみ)の黒焼や閻魔鳥(えんまちょう)や便覧坊(べらぼう)があり...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...例えば『永代蔵』の中では前記の紅染法の発明があり...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...『永代蔵』にある「其種なくて長者になれるは独りもなかりき」という言葉だけからもその一端を想像される...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...『永代蔵』中に紹介された致富の妙薬「長者丸」の処方...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...やっと近頃西鶴の『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』巻四の四章に「茶の十徳も一度に皆」てふ題目を立てたを見出した...
南方熊楠 「十二支考」
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