...広告文字が夕日にういて逢へてよかつた岩からの風に・水瓜したゝるしたしさよ(樹明居)別れる星がすべる・ふけて雨すこしおちた星あかりをあふれくる水をすくふ八月二日朝から酒(壁のつくろひは泥だといふがまつたくその通りだ)...
種田山頭火 「行乞記」
...水瓜を持つて来て下さつた...
種田山頭火 「其中日記」
...彼が水瓜は九月彼岸前にならなければ食われない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...水瓜などは殆んど番がいらぬまで普通になりました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...都落ちの母子は木蔭で未熟の水瓜を白い皮まで喰い尽して居た所でした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「斯様(こんな)にうまい水瓜をはじめて食べました」とS女に悦びをのべたのでした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」水瓜(すいか)を売りにくる婆さんがそう云った...
豊島与志雄 「月明」
...客は茶をすすり水瓜の種をかじりながら...
豊島与志雄 「北支点描」
...とうとうあなたに水瓜を食わせずにしまったところでした...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...この村にうまくて有名な大山水瓜ができる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...珍しい水瓜もいただけます...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「クリーム水瓜だね...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...御夏さんは笑いながら静岡には水瓜もあります...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...水瓜畑の間を通っていると...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...この頃どの店先でも沢山水瓜を見...
宮本百合子 「九月の或る日」
...おひさ君が久しぶりで水瓜をもって現れました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○水瓜(すいか)...
村井弦斎 「食道楽」
...水瓜(すいか)ばたけへ泥棒(どろぼう)がはいったように...
吉川英治 「神州天馬侠」
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