...水煙管(みずぎせる)を啣(くわ)えた支那服の主人が...
芥川龍之介 「上海游記」
...水煙管(みずぎせる)を啣えたる老爺あり...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...庭一面に漲り込んだ水上に水煙を立てゝ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...あれよ/\とみてゐると水煙(みづけむり)は急(きゆう)に衰(おとろ)へ裂(さ)け口(くち)も閉(と)ぢて噴出(ふんしゆつ)一時(いちじ)に止(と)まつてしまつたが...
今村明恒 「地震の話」
...水煙をたてて驀進してゆく...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...見上げるように背の高い水煙が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...水煙を立て逃げ出した...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...石が大きければ水煙も夥(おびただ)しいと云った様なもので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...白い水煙が虹のように空ざまに立ちのぼったと思うと...
久生十蘭 「地底獣国」
...やがてもうもうとたち上る水煙につつまれてしまった...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...色とりどりの水煙が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...水煙の方へ眼を反らせながら...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...私の眼界の果を水煙りの尾を曳いて一散に横切つて行く後を...
牧野信一 「バラルダ物語」
...水煙りと化すであらう...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...と泥まじりの水煙(みずけむり)をあげましたが――...
吉川英治 「江戸三国志」
...水煙管を咥(くわ)えたまま...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...やがて数丈の水煙をかぶっては江底に影を没して行く...
吉川英治 「三国志」
...その木立には水煙が薄い輪をひろげて後から後から降りかかっているのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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