例文・使い方一覧でみる「水府」の意味

...必ず何か水府のものに相違ないと云っていました... 必ず何か水府のものに相違ないと云っていましたの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...伊藤八兵衛のお庇（かげ）で水府の士族の株を買って得意になって武家を気取っていた... 伊藤八兵衛のお庇で水府の士族の株を買って得意になって武家を気取っていたの読み方
内田魯庵「淡島椿岳」

...この水府流の両輪伸（りようわのし）こそは遠泳にはもってこいの泳法だ... この水府流の両輪伸こそは遠泳にはもってこいの泳法だの読み方
海野十三「浮かぶ飛行島」

...遠くは大阪の岸本水府... 遠くは大阪の岸本水府の読み方
鶴彬「鶴彬全川柳」

...たしかにこのごろはやる水府流を行っているようだ... たしかにこのごろはやる水府流を行っているようだの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...こればかりは分不相應（ぶんふさうおう）に贅澤な水府煙草を一服... こればかりは分不相應に贅澤な水府煙草を一服の読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...秀郷水府に至りて竜女と夫婦の約あり... 秀郷水府に至りて竜女と夫婦の約ありの読み方
南方熊楠「十二支考」

...「難澁之段愁訴可仕（しうそつかまつるべき）水府も... 「難澁之段愁訴可仕水府もの読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...水府が丸燒になつたことになる... 水府が丸燒になつたことになるの読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...水府たばこときせると番茶を送る様に仰言って下さい... 水府たばこときせると番茶を送る様に仰言って下さいの読み方
山中貞雄「陣中日誌（遺稿）」

...水府御老公さま御一身に関して... 水府御老公さま御一身に関しての読み方
山本周五郎「新潮記」

...『甲辰の事』にはお上（頼胤）と御同列で水府の後見をなすった殿さまですね... 『甲辰の事』にはお上と御同列で水府の後見をなすった殿さまですねの読み方
山本周五郎「新潮記」

...高松から水府三代を迎えられた英断は美しいものですよ... 高松から水府三代を迎えられた英断は美しいものですよの読み方
山本周五郎「新潮記」

...幕府が水府老公の起用に傾いているのと... 幕府が水府老公の起用に傾いているのとの読み方
山本周五郎「新潮記」

...みまいに来られた水府（水戸頼房（よりふさ））卿が... みまいに来られた水府）卿がの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...水府（すいふ）をつめて... 水府をつめての読み方
吉川英治「江戸三国志」

...甘いところで水府もの少々と蒔田物（まいだもの）をまぜて三十匁ばかり... 甘いところで水府もの少々と蒔田物をまぜて三十匁ばかりの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...賛五郎は水府（すいふ）のたまを一つ求めながら... 賛五郎は水府のたまを一つ求めながらの読み方
吉川英治「死んだ千鳥」

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