...いくら気負(きお)って見ても...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...あんなに気負っていた俺の殺意が...
高見順 「いやな感じ」
...まるまる太って無邪気に気負い...
太宰治 「善蔵を思う」
...たつは気負立った風に...
外村繁 「澪標」
...とうとう自分の方が根気負けがして...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...見る方で根気負けがするくらい沢山の論文が出ても...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...ちょっと気負ったのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...一人は大いに気負って人々の前に進み出で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「そんなことは、もうやめなくてはいけない」と、深喜は云った、「おまえは飲みたくって飲むんじゃない、気負っているだけだ、本野という浪人や、三平や幸坊たちを、自分の腕で食わせてやっているなどと思う、その姐御(あねご)気取りが重荷になって、精根を疲らせ病気のもとになったんだ、――飲みたくもない酒を、気負って飲んで、ありもしない力をあるようにみせかける、もうそんなことはやめにするんだ」お豊は静かに泣いていた...
山本周五郎 「花も刀も」
...七十郎はかくべつ気負ったようすもなく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いわぬばかり気負い立って見えた...
吉川英治 「三国志」
...気負いぬいた彼の麾下(きか)は...
吉川英治 「三国志」
...蛮軍は気負うこと満々...
吉川英治 「三国志」
...――その気負った姿が...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は気負うほどな実績を...
吉川英治 「新書太閤記」
...気負い込んで出て行った...
吉川英治 「源頼朝」
...また気負い立たせて...
吉川英治 「源頼朝」
...気負って進む者から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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