...二人とも気取ってる...
泉鏡花 「薄紅梅」
...千葉早智子がたいへん気取って読んだところだ...
海野十三 「人造人間事件」
...もったいぶって、ぽたんと落ちるのもあるし、せっかちに、痩(や)せたまま落ちるのもあるし、気取って、ぴちゃんと高い音たてて落ちるのもあるし、つまらなそうに、ふわっと風まかせに落ちるのもあるし、――」Kも、私も、くたくたに疲れていた...
太宰治 「秋風記」
...作家は、気取って、おしゃれな言葉を使っている...
太宰治 「女生徒」
...気取って走って来た...
太宰治 「女生徒」
...気取ってばかりいて可哀そうだもの...
太宰治 「火の鳥」
...嘘ついて気取っている男だけが...
太宰治 「火の鳥」
...ジャックリーヌは世俗的軽薄さややや平凡な実際的精神などを気取っていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最後に安直が大気取りに気取ってしゃしゃり出で...
中里介山 「大菩薩峠」
...こいつが今日はまた一段と気取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...パイプを咥えて気取って...
林芙美子 「新版 放浪記」
...巨船のごとくに気取って航行しているように見えた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...いかにも気取っているようだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...英国の若い帰休士官が英雄閑日月(かんじつげつ)を気取っている...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ときどき気取って舌っ足らずなことを云う...
山本周五郎 「ちゃん」
...火つけが消防夫を気取っている...
横光利一 「欧洲紀行」
...その先輩を気取っているものさえ...
横光利一 「旅愁」
...張飛はここに構えて王者を気取っているようである...
吉川英治 「三国志」
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