...そこにあった下駄を片方の足だけにはいて...
有島武郎 「星座」
...片方の足をくじいてしまったのですもの...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...即ち一人は片方の足の指をすっかり失っていたし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...片方の足袋を脱がし終ると更らに此方(こちら)の足を突き出した...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...片方の足が折れていましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...片方の足はちぢめて腹の羽毛の中へ入れてしまう...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...片方の足をぶらりと垂れて...
辰野隆 「記憶ちがい」
...その内の一羽が空中を飛行しながら片方の足でちょいちょいと頭の耳のへんを掻いていたというのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...片方の足を曲げて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...いかにもきれいな片方の足をすっかりむきだしにしており...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...片方の足を後ろへ引き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...片方の足を持ちあげると...
本庄陸男 「石狩川」
...片方の足にはきました...
水谷まさる 「シンデレラ」
...または片方の足がひどく悪いので...
柳田国男 「海上の道」
...片方の足を痛そうにひきずっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...下りろ」右衛門は十五六回も片方の足で地面を叩きそれから玄関へとびこんだのであるが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...娘の片方の足を押えていた女が...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...片方の足が不自然にねじれ...
山本周五郎 「山彦乙女」
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