...気取ったふうに結んで...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...気取った縁なしの近眼鏡をかけているのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...気取った鼻目がね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...またココアのような気取った無邪気もない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...なかなか気取ったものであった...
太宰治 「乞食学生」
...そこにはたいていキザに気取った色の白いやさ男がいて...
太宰治 「十五年間」
...勝手に死者を気取ったぼくが未だに...
田中英光 「さようなら」
...気取った箸をつけて出してくれた...
徳田秋声 「足迹」
...気取った物を持っていた...
徳田秋声 「新世帯」
...メンデルスゾーンのうちには、あり余った憂愁、気取った幻想、空虚な思想などがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小蘇姫という気取った可愛いい奴がいますよ...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...変に気取った声色(こわいろ)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐倉宗吾(さくらそうご)を気取ったまではいいが...
新渡戸稲造 「自警録」
...写野さんの少し気取ったような...
室生犀星 「童子」
...当時の気取った文体でもって論じている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...良」と云うお芳の気取った声が聞えた...
山本周五郎 「ちゃん」
...なんら気取った装飾もなく...
山本笑月 「明治世相百話」
...名探偵を気取ったりして...
夢野久作 「暗黒公使」
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