...気ままに航海をつづけようというのであります...
海野十三 「火薬船」
...・やたらに咲いててふてふにてふてふ便所の窓まで芽ぶいたか・雑草にうづもれてひとつやのひとり・雑草ばかりで花見の唄のきこえるところ・花のよな木の芽ゆれつつ暮れる家春の夜を落ちたる音の虫・気ままに伸んで香のたかい花つけて・あれは木蓮の白いゆふざれがきた(改作)かめば少年の日のなつめの実よ(追加)遠く花見のさわぎを聞いてゐる四月十一日日本晴...
種田山頭火 「其中日記」
...ジョルジュは遠のいて勝手気ままな振る舞いをした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...舟を気ままに右や左へあやつりながら危険な水路の中へはいっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気ままな保養をするという程度であった...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...気ままなところに気ままな形で立つてゐました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...子供はなかなか気ままなものだから...
羽仁もと子 「女中訓」
...彼女はもう今は何もかも気ままにして...
堀辰雄 「菜穂子」
...メアリは気ままにしゃべっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...どこかの海岸でじっと気ままにねころんでいたい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...この気ままな外面的改革の方が労少なくして効果が多いから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...気ままに二絃琴をかなで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そんな気ままはゆるしておけん...
吉川英治 「私本太平記」
...……それを、室町将軍の援護(えんご)でもなく、また幕府の指令でもなく、ただこの国の民の意欲で、気ままに、存分に侵攻を防禦していたのは、汝らの仲間だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝手気ままな囈言(たわごと)を投げあっているこれらの男共は...
吉川英治 「平の将門」
...それがかえって、気ままでもあり、都合もいい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...やはり自分らしくて気ままですから」「それはいけません」妙秀尼は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...気ままな暮し)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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