...そんな気の利いたものが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...それを聞きつけた気の利いた用心深い私服巡査の一人が...
大阪圭吉 「三狂人」
...そんな気の利いた考を持つてゐるとは見えぬ...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...御牧氏は気の利いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう少し気の利いたなりをしたらどうなの? あたし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あまり気の利いた話ではない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...素敵に気の利いた探偵が走つたりする...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...まず気の利いた服飾(こしらえ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...安宅さんと何やら気の利いた常談を交わしていらっしゃるらしいのを...
堀辰雄 「菜穂子」
...伝法院界隈の古代裂れなどひさぐ小体に気の利いた店の二階...
正岡容 「下町歳事記」
...こんな気の利いた返答を思いつかなければならなかったのに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...気の利いたところのあるのは面白いことです...
三木清 「消息一通」
...一本とるだけ」気の利いた洋服を着せられた楓の手を引いているうちに...
「ヴァリエテ」
...気の利いた詞(ことば)はごつごつした耳には這入らない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...少し気の利いた割烹店へ飛び込むと...
山本笑月 「明治世相百話」
...気の利いた社交振りを見せているが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...画家を東道の主人とする気の利いたことは多分宇佐美君あたりの配慮であらう...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...気の利いたものだぐらいに思っていた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索