...わざわざ東京から見物がてら避暑なぞという気の利いた所ではない...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...やや気の利いた他の医者はドーナウの例の温湯浴をすすめた...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...気の利いた小唄を拾つて来てそれをさら/\と書きつけた...
薄田泣菫 「茶話」
...「この酒屋も気の利いた処(とこ)にあるな...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そんな気の利いた考を持つてゐるとは見えぬ...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...もちろん円タクなぞという気の利いたもののあろうはずもなかったから...
橘外男 「逗子物語」
...もう少し気の利いたなりをしたらどうなの? あたし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...男はこれより以上に気の利いたことが言えない性質(たち)である...
夏目漱石 「三四郎」
...安宅さんと何やら気の利いた常談(じょうだん)を交わしていらっしゃるらしいのを...
堀辰雄 「楡の家」
...あのやうな身装の端麗な気の利いた青年達からなら何んなことを云はれたつて...
牧野信一 「女に臆病な男」
...此方の気の利いた腕を示したかつたが...
牧野信一 「公園へ行く道」
...体の具合はどんな? 大分気の利いた病気になつたツてエんぢやないの?」「なアんだ...
牧野信一 「妄想患者」
...いかにも気の利いた落ちだと思う...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...「朴訥(ぼくとつ)な孝行者が忽(たちま)ち小気の利いた苦労人になつてしまひ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...気の利いた風をしているだろう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...少し気の利いた割烹店へ飛び込むと...
山本笑月 「明治世相百話」
...気の利いたカフェーやその他の飲食店には...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...気の利いた不良になると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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