...暑さと乾燥に気に病む夏が苦手だ...
...死様(しにざま)のむごたらしさを甚(ひど)く気に病むでゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...孤独なんて事を気に病むので...
太宰治 「お伽草紙」
...事実は菅公のたゝりを気に病む餘り病気に取り憑(つ)かれ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...何を気に病むっていうの? アラン...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...そう気に病むんでしょうねえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...獰猛なウッドリに一生縛り付けられると言うのか?」「その件は気に病む必要ありません...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...あまり之を気に病む義務を感じないのであって...
戸坂潤 「社会時評」
...またしても気に病むまま想い浮べているうちに...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...何が故に人があの女王を気に病むのかわからないでいるその自慢が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「人のことを気に病むより...
中里介山 「大菩薩峠」
...その始めの失敗を気に病むから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんなことを気に病むなんて男らしくないぞ」「こんど取ったらあげるね」と長次は云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「なにをそう気に病むんだ...
山本周五郎 「ひとでなし」
...しきりに気に病む病人をよろこばせた...
吉川英治 「三国志」
...こんな形式事を気に病むものではないらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...説(と)いたものか」一益(かずます)が、気に病むのを、前田与十郎(よじゅうろう)は、笑って、説明した...
吉川英治 「新書太閤記」
...お気に病むことはございますまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...気に病むことはないが...
吉川英治 「親鸞」
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