...もしも見物人がこのお気に入りの役者を見たならば...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...姫の御気に入りの侍女の小雪(こゆき)だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...やはりいつものように右の手には御気に入りの人形が抱っこされていました...
竹久夢二 「博多人形」
...お気に入りの美しい腰元が身の回りの面倒を見ていましたが...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...母のお気に入りだったのである...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...どっちも私の気に入りませんでした...
夏目漱石 「こころ」
...お秀の気に入りそうな言辞(ことば)を弄(ろう)さなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...「この天女(てんにょ)は御気に入りませんか」と迷亭がまた一枚出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すっかり遠藤父娘(おやこ)の気に入りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...部屋代が千円と云ふのが気に入り...
林芙美子 「浮雲」
...気に入りませんよ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ある種の文字にいたっては非常なお気に入りで...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...気に入り過ぎはしないかと岡焼をする者も有るが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...当ロイヤルパレスホテルが大のお気に入りとかで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...第三十五章 仲間割れエイビスのお気に入り格言は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...わがままをいつたばかりに1あひるさんはお母さんに、すてきな帽子を買つていたゞきましたが、気に入りません...
村山籌子 「あひるさん と にはとりさん」
...いつもお気に入りの正木先生と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その中でもオルガンチノは信長が気に入りの異人のひとりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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