...父のお気に入りらしく...
太宰治 「きりぎりす」
...わたしは一体に今の人たちの立身出世の仕方が気に入りません...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...大いに気に入りました」と御茶を濁して失礼した...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...それでもトムはひどくこの浴衣が気に入り...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...非常に御上(おかみ)の御気に入りでの...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...お秀の気に入りそうな言辞(ことば)を弄(ろう)さなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...王妃は私がすっかりお気に入りで...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ということですわ」「その男は私の気に入りそうに思えますね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...自分の気に入りの英雄たちに戦闘を中止させたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...プルートォ(1)――というのがその猫の名であった――は私の気に入りであり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...お気に入りましたか? 私は写真で涼ましてあげたいと思うのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...隆ちゃんはやっぱり小国民文庫が気に入りましたようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どっしりとしていいボリュームがあってなかなか気に入りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己れの気に入りし言葉が用いたさに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...クロイソスはその弟パンタレオンのお気に入りの一貴族を捕えさせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...執権お気に入り第一の御用人だ...
吉川英治 「私本太平記」
...その中でもオルガンチノは信長が気に入りの異人のひとりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ゴールドの花つきのお気に入りのケープね...
アンドルー・ラング再話 Andrew Lang 大久保ゆう訳 「シンデレラ」
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