...十銭よけいに出せばいくらか品質のよい気に入ったのが買えるかも知れないではないか...
犬田卯 「錦紗」
...たいへんハイロの気に入った...
海野十三 「怪星ガン」
...かれは気に入った...
海野十三 「金属人間」
...その暢気(のんき)さが気に入ったものか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...その児(こ)の名前が気に入ったからなのでしょう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...とにかく気に入った! 借金なんか棒引きにしてやってもいいくらいだ……腹の虫まで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...おれの気に入った...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...気に入った三味線が手に入らないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...外交官の妻君にはああ云うハイカラでないと将来困るからと云ったのさ」「それほど御気に入ったら藤尾さんになさい...
夏目漱石 「虞美人草」
...その着物の色がひどく庄太郎の気に入った...
夏目漱石 「夢十夜」
...お気に入ったら持っていらっしゃいと云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...治部太夫の娘の気に入った...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...一番気に入ったのは...
古川緑波 「甘話休題」
...キミの顔も気に入った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...自分の気に入ったものを提示する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...冀州城の地がよほど気に入ったとみえて...
吉川英治 「三国志」
...官僚臭のないところが気に入った...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...気に入ったらしく見える...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索