...それが大変竜之介氏の気に入ったのでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...殊に初版にある美しい挿絵が再版には全然欠けているのが頗る気に入った...
辰野隆 「愛書癖」
...とにかくあの芝居は気に入ったよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...妻もかなり気に入ったらしく...
外村繁 「落日の光景」
...伯母(おば)の気に入った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...六万堂も気に入った...
中勘助 「島守」
...自分の気に入った画に対している方が遥(はる)かに心持が好い...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ようやくの事で気に入った名が出来た」と友人の迷惑はまるで忘れて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そして無条件に気に入ったと見え...
長谷川時雨 「古い暦」
...ことにこの従僕の人に譲らぬところが彼にはひどく気に入った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あなたも僕に気に入ったんですからね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...……」私にはその説がすっかり気に入った...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...一番気に入ったものでございました...
三浦環 「お蝶夫人」
...源氏はこんな気に入った家に自分の理想どおりの妻と暮らすことができたらと思って始終歎息(たんそく)をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうしてヤットの思いで気に入った名前を発見した時のその作家の喜びようといったら...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...ポオとルベルの中の気に入ったものだけは...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
...非常に気に入ったふうでしてな」「ふム...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...彼のその言葉が気に入ったとみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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