...臨時に頼まれてしかも馴れない人たちの事が気にかかるのである...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...いろいろ気にかかることがあって...
海野十三 「火星探険」
...やはり元の部下の「火の玉」少尉の部署のことまで気にかかるのであった...
海野十三 「空中漂流一週間」
...子爵夫人は気にかかるままに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...――最後にただ一つ私の気にかかる点がある...
戸坂潤 「読書法」
...田舎の歳末の気にかかる母も帰って行ってしまった...
外村繁 「夢幻泡影」
...「実はすこし気にかかる事が御在まして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...何処までも気にかかる男であった...
夏目漱石 「それから」
...青い眼鏡(めがね)が気にかかる』――はっきり読めるから不思議ね」美しい美容術師は...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...ほかには彼の気にかかるものは何もなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...……京屋が担ぎ呉服に言ったセリフが気にかかるの...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」「せがれの嫌疑はすっかりはれたでしょうな?」教授の気にかかるのはこの一点だけとなった...
平林初之輔 「予審調書」
...気にかかることがある――たった少しの間待ってくれれば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何か気にかかる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その病気にかかると特に肌が美しくなるというが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...よくソンナような頭のヘンテコになる病気にかかるんだそうで...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...何の御用でしょう」気にかかるので...
吉川英治 「春の雁」
...しかし、気にかかる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??