...色々なことを学べば学ぶほど、灯台下暗しの自分がいたことに気が付く...
...長時間の作業で、疲れて気が付くと意識朦朧としていた...
...舟楫の上でうとうとと寝てしまって、気が付くと夜になっていた...
...「乙女座の人って、細かいことに気が付くんだよね」という会話がある...
...これでも一種の姿態(しな)を作つて見せる積りだつたかと気が付くと...
石川啄木 「菊池君」
...然るに不図(ふと)気が付くと何時(いつ)の間にか...
辰野隆 「愛書癖」
...気が付くと中の橋の近くの川岸に独りで立っていました...
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」
...彼は暫く校舎の屋上に上って茫然(ぼうぜん)としていたが、ふと気が付くと、玉置女史の住宅の方の、女中部屋の屋根の上に立って頻(しき)りに手を振っている者があって、それが女中の「兼や」であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして、妙子のそう云うような傾向は、誰か彼女に特定の感化を及ぼす人間が蔭にいることを、暗示しているように思えたが、そう気が付くと、板倉のあの冗談の云い方や、観察の仕方や、その他の言語動作の上の品の悪さが、彼女のそれと一脈通じるかの如(ごと)く見えて来るのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………………自分はそれに気が付くにつれ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...恐らくボオドレエルが私自身より意識的であることに気が付くからである...
中原中也 「海の詩」
...先生自身の経験を持たない私は無論そこに気が付くはずがなかった...
夏目漱石 「こころ」
...代助は守宮に気が付く毎(ごと)に厭(いや)な心持がした...
夏目漱石 「それから」
...たぶん俺とは気が付くめえ――といった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子にも及ばなかったんだ――俺がそれに気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うめえところへ気が付く」「何を独り言を言っているんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろいろのことに気が付くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気が付くと路地の向うの出口...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人に土産物を贈るなぞとよくそんな事へ気が付くようになったね...
村井弦斎 「食道楽」
...しかしそのうちに妻木君の唇の両端が豆腐のように白く爛(ただ)れているのに気が付くと...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...そのうちに何かしらハッと気が付くと同時に...
夢野久作 「木魂」
...まともにこの女の手にかかったら嘘と知りつつパパにされてしまうかも知れない……と気が付くと...
夢野久作 「暗黒公使」
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