...色々なことを学べば学ぶほど、灯台下暗しの自分がいたことに気が付く...
...長時間の作業で、疲れて気が付くと意識朦朧としていた...
...舟楫の上でうとうとと寝てしまって、気が付くと夜になっていた...
...「乙女座の人って、細かいことに気が付くんだよね」という会話がある...
...気が付くと、群れ立つ樹々の間に、此の野生の梨はあちこちに茶褐色の実を点じていた...
梅崎春生 「桜島」
...普通なら気が付くんだらうが...
関根金次郎 「本因坊と私」
...気が付くと中の橋の近くの川岸に独りで立っていました...
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」
...その地平線の一方には上野竹(たけ)の台(だい)のあの見窄(みすぼ)らしい展覧会場もぼんやり浮き上がっているのに気が付く...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...なにしろ三十年も昔のことで大概のことは忘れてしまっているうちにわずかに覚えていることが妙に官能的なことばかりであるのに気が付く...
寺田寅彦 「二つの正月」
...ふと気が付くと、彼は驚いて足を止めた...
豊島与志雄 「反抗」
...「おい! どうしたんだ? 君は耳を剃落しちゃったじゃないか!」気が付くと...
中島敦 「光と風と夢」
...代助は守宮(やもり)に気が付く毎(ごと)に厭(いや)な心持がした...
夏目漱石 「それから」
...『疾風』と気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろからガラッ八の近づくのに気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手前も気が付くだろう」「そういえばそうですね」八五郎は一応うなずきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気が付くとお師匠さんが――」「泣かなくったっていい」シクシクと手放しで泣き出すのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多分気が付くだろう...
野村胡堂 「眠り人形」
...フト気が付くと、卓子の上に坂口に宛てた伯父の手紙が置いてある...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...片手に掴んだままの新聞紙に気が付くと...
夢野久作 「縊死体」
...澄まして新聞を読んでいるうちにフト気が付くと大森林の傍を通っているのでビックリした...
夢野久作 「恐ろしい東京」
...その中(うち)に気が付くと一人の女中が板の間に這入って来て...
夢野久作 「斬られたさに」
...奇妙不思議な事実に気が付く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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