...色々なことを学べば学ぶほど、灯台下暗しの自分がいたことに気が付く...
...長時間の作業で、疲れて気が付くと意識朦朧としていた...
...舟楫の上でうとうとと寝てしまって、気が付くと夜になっていた...
...「乙女座の人って、細かいことに気が付くんだよね」という会話がある...
...私はそんなつもりで言ったのじゃないと気が付くと...
有島武郎 「フランセスの顔」
...それを見ると僕は悲しさと嬉(うれ)しさとが一緒になって、いきなり飛びつこうとしましたが、やはりおとうさんもおかあさんも狸の化けたのではないかと、ふと気が付くと、何んだか薄気味が悪くなって飛びつくのをやめました...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...数百千年に亘るその枝葉の変遷の間に常に一貫して認められる指導観念のあることに気が付くであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...気が付くと、畑々には人影が見えぬ...
石川啄木 「赤痢」
...この俺の考えた奇抜な殺人方法に気が付くものか...
海野十三 「雷」
...なるほどここは要塞であると気が付く...
寺田寅彦 「札幌まで」
...元のでは「彗星でも出れば気が付く人もあるかも知れないが...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...誰だって気が付くわけはなかったのです...
野村胡堂 「古銭の謎」
...後ろからガラッ八の近づくのに気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人殺しの疑いが娘のお糸の方へ向いていることに気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...再び気が付くと、ロナルドがかがんでいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...フト気が付くと、卓子の上に坂口に宛てた伯父の手紙が置いてある...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...汽車が動き出してから気が付くと私の傍(かたえ)に東京の夕刊が二枚落ちている...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...学生仲間に鳥打帽が非常に流行している事に気が付く...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その中(うち)に気が付くと一人の女中が板の間に這入って来て...
夢野久作 「斬られたさに」
...けれども最早(もはや)取返しの付かない処まで来ている事に気が付くと...
夢野久作 「木魂」
...そう気が付くと同時に私は一瞬間色々な想像を頭の中で急転さしたが...
夢野久作 「冥土行進曲」
...うまくやりおった」そう云ううちに古参の彼が居ることに気が付くと...
夢野久作 「老巡査」
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