...色々なことを学べば学ぶほど、灯台下暗しの自分がいたことに気が付く...
...長時間の作業で、疲れて気が付くと意識朦朧としていた...
...舟楫の上でうとうとと寝てしまって、気が付くと夜になっていた...
...「乙女座の人って、細かいことに気が付くんだよね」という会話がある...
...私はそんなつもりで言ったのじゃないと気が付くと...
有島武郎 「フランセスの顔」
...彼は暫く校舎の屋上に上って茫然(ぼうぜん)としていたが、ふと気が付くと、玉置女史の住宅の方の、女中部屋の屋根の上に立って頻(しき)りに手を振っている者があって、それが女中の「兼や」であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...―――そう気が付くと...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...気が付くと、手先や肱(ひじ)のあたりに毛を生じているらしい...
中島敦 「山月記」
...気が付くと、三造の前の真白な瀬戸物皿の上に、いつの間に来たのか、それこそ眼の覚めるほど鮮やかな翠(みどり)色をしたすいっちょが一匹ちょこんと止って、静かに触角を動かしている...
中島敦 「狼疾記」
...あるいはその原子の連鎖が完全に出来てひとりでに事柄が分ってきて初めて気が付くかという位の差に帰するものらしい...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...平次とガラッ八に見とがめられたと気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今朝の騒ぎの後で気が付くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「その扮装(なり)で歩くと町内の者が気が付くはずだが――」「このお振袖じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は気が付くとすぐ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今までもちょくちょくそんな事をやっていたに違えねえ」「ヘエ――」「暁方帰って来て、梅吉と代ろうとして、気が付くと、錠がおりている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多分気が付くだろう...
野村胡堂 「眠り人形」
...学生仲間に鳥打帽が非常に流行している事に気が付く...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...……それに気が付くと妾はもう...
夢野久作 「支那米の袋」
...前以て調査しておれば直ぐに気が付く……そこで石切場に働いている石切男(いしや)の一家族に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...貴女が専門家ならすぐに気が付くでしょう...
夢野久作 「焦点を合せる」
...あくる朝になって家(うち)の者が気が付く事が多い……そうして帰って来ると...
夢野久作 「復讐」
...うまくやりおった」そう云ううちに古参の彼が居ることに気が付くと...
夢野久作 「老巡査」
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