...これを従前に比するに利害の更に大なるものがある...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...試(こころみ)に携(たずさ)うる処の蝙蝠傘を以て比するに...
関寛 「関牧塲創業記事」
...我が伊藤統監を以て此の二人に比するは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...催馬樂はこの二つのものに比するに...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...暗く侘しい裏通と対比するからである...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...あの何にも比するもののない程濃(こまや)かだった友情の名に於て...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...今日における日本人の朝食に比すると...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...かの諸葛孔明の「出師表(すいしのひょう)」に比するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...俳人でいふと蓼太(りょうた)に比するが適当と被思(おもわれ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...肉體を牢屋に比するといふ事も印度には釋迦以前からある所の思想である...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...今日を以て八年前に比するに...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...女を猴に比する事も東西共にありて...
南方熊楠 「十二支考」
...頭腦の惡い派と對比すると...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...いろいろの点で対比するに興味がある...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...これに比する者を呉に求めるなれば...
吉川英治 「三国志」
...双者を対比する風潮が一般に表面化して来たことは何を意味するか...
吉川英治 「新書太閤記」
...春雑)青柳の糸の細さを春風に乱れぬ((ず))今に見せむ子もがも((な))(同)のごとき歌に比するとき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...彼(か)の時の身心(しんじん)とこのころ貧うして衣盂(えう)にともしき時とを比するに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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