...だがドイツ科学に対比するどんな日本科学があり得るのであるか...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...真の芸術に比する時は恰(あたか)かもミケルアンヂエロの作物に対する土人の偶像であるかの如き観がある...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...この問題に比する時...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...一書肆の災を以て歴史上の大事件に比するは倫を失したもので聊か滑稽に類するかも知れないが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...なお本職を指して米国(べいこく)市俄古(シカゴ)の悪漢(ギャング)団長アル・カポーンに買収されたる同市警察署長某氏に比するものあるは憤慨(ふんがい)を通り越して...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...無智の爺婆が安心して信仰して居たのに比すると全く趣が違ふ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...私娼窟のクララと現在の照子を対比するような俺の言葉はたしかに残酷だった...
高見順 「いやな感じ」
...秀麗の姿を彼に比する者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...旅行者の実際の行動を指導する旅行案内書ともなることに比することが出来るであらう...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...また役者絵の中(うち)西洋写真の像より思ひ付きて俳優似顔をば線を用ひずして凡(すべ)て朦朧(もうろう)たる淡彩の色を以て描きしはその奇異なる点まさに寛政の写楽が似顔絵に比するも過賞にあらざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...威儀風采において日本人は到底西洋の下士官(スウゾフ)にも肩を比する事は出来ない...
永井荷風 「銀座」
...また本邦を把(と)りてこれを比するときはそのいづれに擬するを得るや...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...現代の文学者をもって探偵に比するのははなはだ失礼でありますが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...かの諸葛孔明の「出師表(すいしのひょう)」に比するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...景樹の歌がひどく玉石混淆(ぎょくせきこんこう)であるところは俳人でいうと蓼太(りょうた)に比するが適当と被思(おもわれ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...これだけでも普通の健全なる眼を持つて居る人に比すると既に半分の知識を失ふて居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...(古今集の誹諧歌も佗洒落なり)これを以て萬葉及び俳句の如く趣味を備へたる滑稽に比するは味噌と糞を混同する者なり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...)然るに世に此地をして荒鴻〔誕ヵ〕に比する事如何にも餘りにしとやいわん...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
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