...ドイツ人が由来世界において科学的思想に最も長じているのと対比するならば...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...だがドイツ科学に対比するどんな日本科学があり得るのであるか...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...大政事家に比するに値す...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...一書肆の災を以て歴史上の大事件に比するは倫を失したもので聊か滑稽に類するかも知れないが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...人に比するに体(たい)を具えて微(び)なり...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...ローマ人が腕力をもって征服したるの版図に比するも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...外国乃至世界の文化事情と対比するのでなければ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...我が伊藤統監を以て此の二人に比するは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その作元(もと)より初代豊国に比する事能(あた)はざれど今日に至りてこれを見れば同門の国貞国政(くにまさ)らと並びて更に軒輊(けんち)なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...現代の文学者をもって探偵に比するのははなはだ失礼でありますが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...意志の大いさは絶望の大いさに正比する...
北條民雄 「いのちの初夜」
...かの諸葛孔明の「出師表(すいしのひょう)」に比するのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...松をまた人間に当て嵌(は)めるならば車の矢の様に四方に出る枝は睦まじい一家の団欒(だんらん)にも比する事が出来ますし...
牧野富太郎 「植物記」
...肉體を牢屋に比するといふ事も印度には釋迦以前からある所の思想である...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...ところで我々の心は鏡の如きものに比することができぬ...
三木清 「哲学入門」
...新民謡新流行歌とを対比する様に...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...これに比する者を呉に求めるなれば...
吉川英治 「三国志」
...彼(か)の時の身心(しんじん)とこのころ貧うして衣盂(えう)にともしき時とを比するに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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