...彼女の言葉には毒牙があった...
...彼は社長の座を狙い、毒牙をむいていた...
...クモの毒牙は非常に危険だ...
...彼女は敵に対して毒牙をむかない人だ...
...毒牙となる前にキリスト教に入信したという彼の物語は有名だ...
...君達の口の中には毒牙のあり得るはずがない...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...まんまと船長ノルマンの毒牙(どくが)に...
海野十三 「火薬船」
...毒牙の食い込んだところには...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...美しい十三をさえ毒牙にかけようとしたのだから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...私の「毒牙」を憎み呪(のろ)っているというのをはっきり...
高見順 「如何なる星の下に」
...そこに鋭い毒牙(どくが)を働かせ始める...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...「鬼」の毒牙にかかった者があるのだろうか? 役人は...
火野葦平 「花と龍」
...清らかな少女を毒牙にかけた憎むべき牧師の第一の犠牲者です」牧師は棒立ちになったまま口がきけなかった...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...鎌状の毒牙(どくが)がムーアの震える手に忍び寄った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...毒牙はあるが、分泌腺は抜いてある」ムーアも照れ笑い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...一対の毒牙がカッと手に刺さった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...毒牙をといでゐる奴に相違ないと見極めたね...
牧野信一 「日本橋」
...マイネルトといふ薬局助手の「毒牙にかゝつて」――この場面は公開の時にはおそらくカツトされるであらうといふことだが...
牧野信一 「淪落の女の日記」
...ヴァイパーとは上顎骨甚だ短く大毒牙を戴いたまま動かし得る蛇どもで...
南方熊楠 「十二支考」
...甲谷の毒牙にかかり...
横光利一 「上海」
...四騎手の雑兵となって渦巻く人類からその毒牙を奪う叱咤である...
横光利一 「黙示のページ」
...彼は疾(と)くから徐氏の美貌をうかがって毒牙を磨いていたのである...
吉川英治 「三国志」
...八十馬の毒牙にかかろうとして救われたことのある朱実(あけみ)でもおればだが――他(ほか)にその説明をする者としては...
吉川英治 「宮本武蔵」
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