...此処は拾ふべき貝殻のあるでもなければ...
石川啄木 「漂泊」
...苧殻(おがら)の燃(もえ)さし...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...有らゆる外殻を破って...
種田山頭火 「砕けた瓦」
......
戸坂潤 「社会時評」
...わたしの殻であり...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...夜店のかたはしに多くの貝殻を並べて...
豊島与志雄 「市郎の店」
...貝殻を並べておいて...
豊島与志雄 「市郎の店」
...地殻をゆるがせ暴露するとせば...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
......
中原中也 「山羊の歌」
...蘭の根もとには卵の殻(から)が伏せてあつて...
新美南吉 「疣」
...焔(ほのお)の勢いに巻きあげられた笹の葉の燃え殻が天から降って来た...
本庄陸男 「石狩川」
...「殻から出ようとしてゐる蝉がゐるのよ...
牧野信一 「ブロンズまで」
...吸殻は黄色く燻ぶっていた...
松本泰 「日蔭の街」
...その皮殻(から)であるぞよ」といいつづけたのを聞く時に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高氏の殻(から)を割る...
吉川英治 「私本太平記」
...食べ終わった弁当殻を座席の下へ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...燃え殻(がら)のように...
吉川英治 「松のや露八」
...これまでの自分は真実の自己の殻であり表面である...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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