...地位も名誉も段違いの先生だ...
泉鏡花 「婦系図」
...何か段違いの相手の様な気がして...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...私とは段違いの求婚者が...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...しかしこいさんは若旦那とは段違いに賢いお嬢さんで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...薙刀は一段違いだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...段違いにすばらしく大きくみごとであることか!三蔵法師は不思議な方である...
中島敦 「悟浄歎異」
...大正中期の浅草オペラも、若人を熱狂させたけれど、夢中になった程度では、娘義太夫は、段違いであった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それには久し振りでしみじみと聴かせて貰った文楽師匠――宮志多亭のときとは段違いに芸が大きく美しく花ひらいていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...人物技量ともに井上とは少し段違いらしく...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...新柄のものに比べて段違いに活々したところがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手工時代に比べて機械時代が段違いの発達であるに違いありません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...相撲のときとは段違いな快さを感じる...
山本周五郎 「菊千代抄」
...文久や波銭(二厘)とは段違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...又もや前に申しましたような三道楽の虫がムクムクと動き初めましたもので……殊にアチラの道楽と申しますと御承知の通り日本のとは違ってアクの利き方が段違いなんで……とてもアクドイ無茶苦茶なものですから一たまりもありませぬ...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...段違いの美しさを現わしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「ふざけるなッ」と権右衛門も脇差を抜き合せたが、腕は段違い、たちまちしどろに斬り込まれて、ばたばたばたと逃げだした...
吉川英治 「剣難女難」
...孔子だけが段違いの聖人とせられるようになったのは...
和辻哲郎 「孔子」
...壁画に比べれば段違いのものではあるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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