例文・使い方一覧でみる「段」の意味

...えがかれるのは犯人の人間ではなくて巧妙な犯罪手段なのである... えがかれるのは犯人の人間ではなくて巧妙な犯罪手段なのであるの読み方
江戸川乱歩「探偵小説の「謎」」

...そのためお互の間も段々気拙ずくなってまいりました... そのためお互の間も段々気拙ずくなってまいりましたの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「情鬼」

...特にその前の段階としてのいい伝えのこととか... 特にその前の段階としてのいい伝えのこととかの読み方
津田左右吉「歴史の学に於ける「人」の回復」

...二つの知識形態の段階上の推移は... 二つの知識形態の段階上の推移はの読み方
戸坂潤「イデオロギー概論」

...顧ふに是れ自由党の党勢を拡張するに於て多少の成功を博するに足るの一手段たりしは疑ふ可からずと雖も...
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...お由羅は、壇上へ上って、蹲踞（そんきょ）座と呼ばれている坐り方――左の大指（おやゆび）を、右足の大指の上へ重ねる坐り方をして、炉の中へ、乳木と、段木とを、積み重ねた... お由羅は、壇上へ上って、蹲踞座と呼ばれている坐り方――左の大指を、右足の大指の上へ重ねる坐り方をして、炉の中へ、乳木と、段木とを、積み重ねたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...... の読み方
野口雨情「おさんだいしよさま」

...段々わからなくなる」平次は兩腕を拱（こま）ぬきました... 段々わからなくなる」平次は兩腕を拱ぬきましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...映画会社の階段を降りて... 映画会社の階段を降りての読み方
原民喜「死のなかの風景」

...人気のない階段を三階二階と降つたり昇つたりしてゐた... 人気のない階段を三階二階と降つたり昇つたりしてゐたの読み方
牧野信一「女に臆病な男」

...細くて狭くて危っかしい梯子段を四階までてくてく登ったところが事務所で...
三浦環「お蝶夫人」

...かくして發展した實踐は更に新しき段階に於ける理論を要求する... かくして發展した實踐は更に新しき段階に於ける理論を要求するの読み方
三木清「唯物史観と現代の意識」

...段々うまく致します... 段々うまく致しますの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...三浦のムツより小田原のムツの方が直段（ねだん）も三... 三浦のムツより小田原のムツの方が直段も三の読み方
村井弦斎「食道楽」

...――おれが階段を登って編集室へはいったとき... ――おれが階段を登って編集室へはいったときの読み方
山本周五郎「陽気な客」

...これでも柔道二段の腕前ですからね... これでも柔道二段の腕前ですからねの読み方
夢の久作（夢野久作）「人間腸詰」

...いま途中で休んだ茶店の老爺老婆は一千八百七十七段ありますと言下に答へたのであつた...
若山牧水「鳳來寺紀行」

...やがて二人は南大門の石段の上で別れた... やがて二人は南大門の石段の上で別れたの読み方
和辻哲郎「月夜の東大寺南大門」