...そして彼等の美貌を子孫に残し伝える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...わたしの心の中には何の跡方(あとかた)も残らない...
魯迅 井上紅梅訳 「些細な事件」
...軽く会釈を残して...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...ボートの番をするのに残された二人の者は...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...取残された形になった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...壁を塗りかえられて残されてあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...疑問の余地を残さない...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...病気の場合の金を少し残しておいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...西条八十には女学生のフアンが――取残されたのは...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...ともにアイヌの残したものが簡略化されたことが知られるのである...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...骨ばかり意地悪く高く残った頬...
夏目漱石 「思い出す事など」
...あの子に財産を残したのね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...その年代はまだわからない(エ音は九州・東北等の方言では明治以後もyeの音として残っている)...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...ただ「浮世には思い出もあらず」と云う言葉だけが残っただけだ...
林芙美子 「魚の序文」
...一つの遺言も残さないで死ねば...
葉山嘉樹 「遺言文学」
...それから又私の記憶に残つてゐるのは...
北條民雄 「戯画」
...心に残ることが多かった...
柳田国男 「故郷七十年」
...京都を中心とする残党の詮議(せんぎ)なども...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索