...まことに残念だったが...
石川欣一 「山を思う」
...もっともこの男には歯が一本もないが自分には上の左の犬歯が一本残っている...
寺田寅彦 「自由画稿」
...輓近の学会の変態性のために不当にも「意識の問題」が取り残されているのを指摘している...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...二人がもがいている残忍な不決定な状態を断ち切ってくれなかったならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一八四五年にはなお残っていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは外に残されていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...望遠鏡などは残っている...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...兄弟残らず母に連れられて藩地の中津に帰りました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今も昔の名が残つて居るのである...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...耳を垂れて獅に近づきかの虎奴(め)は毎度獅の残肉を食わさるるが嫌だから必ず獅を殺そうと言いおると告げると...
南方熊楠 「十二支考」
...なお多少の敬意と好意とが残っていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今や無残にも取り払われてただ叢(くさむら)の中に散らばっているばかりである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...実はまだ靴(くつ)の問題が残っている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...人生の不安はまだ若干は残って居て...
柳田國男 「夢と文芸」
...すると散り残った枯葉が舞い落ちるのであった...
山本周五郎 「あだこ」
...残念だがこれで身をひくと云いました...
山本周五郎 「失蝶記」
...いつか藍暗い夕闇の中に二人は取残されていたのであった...
吉川英治 「剣難女難」
...天王堂へ置き残してきたがらくたもあるが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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