...のみならず新聞文芸は明治大正の両時代に所謂文壇的作品に遜色のない作品を残した...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ただ現世(げんせ)に残(のこ)した父母(ふぼ)の事(こと)はどうあせりましてもあきらめ兼(か)ねて悩(なや)み抜(ぬ)きました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...かれは残りの招待状を船客名簿とひきあわせながら...
海野十三 「海底大陸」
...ほんとに残念よ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...簷(のき)には夕陽が残っていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...そして味噌は残つてゐたから...
種田山頭火 「行乞記」
...或いはインテリの能動性など(主知主義=社会的合理主義)として残り...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ただ当時の自分と今の自分との対照だけがはっきりと残るためだろうか...
夏目漱石 「思い出す事など」
...残りを家族と過ごす...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...早くも七月に長い花穂が出でその葉は長く広く冬もなお枯れずに残っている...
牧野富太郎 「植物記」
...冬に入って断えず寒風に吹かれると穂上の枯花は漸々に散り去りて遂には花穂の骨ばかりとなり淋しく立って残っているのがそこここに見られるが...
牧野富太郎 「植物記」
...残りは僅か五十枚...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...今でも宇都宮や真岡には多少残っている...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...団菊以外の名優連いまも目に残るその至芸明治の名優といえば団菊左に止めを刺すようだが...
山本笑月 「明治世相百話」
...ただスエズに着いてからアトに生き残る五...
夢野久作 「女坑主」
...迂濶な生活のように思われて残念だった...
横光利一 「旅愁」
...お前の使命はまだ残(のこ)っているはず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...残月の光に、その猿の形は霧へ映って、二つずつに見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索