...この川は死水になってしまった...
...自分の人生に死水を感じている...
...回路に死水があるため、電気製品が動かない...
...水に於ては死水を...
有島武郎 「描かれた花」
...死水をやれつて皆んながいふべ...
有島武郎 「骨」
...時間(とき)が経つて死水(しにみづ)になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...こんなものに死水(しにみず)を取って貰う気もないし...
夏目漱石 「虞美人草」
...零落した昔しの養い親を引き取って死水(しにみず)を取って遣る事も出来たろう」黙ってこう考えた健三の腹の中は誰も知る者がなかった...
夏目漱石 「道草」
...自分の死水を取らせたのさえ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...親の死水(しにみず)もとらなかった不孝の罰が今身に耐(こた)える...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...親ダイバーの死水は子ダイバーがとるもの...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...死水(しにみず)をとるは兼平(かねひら)一人なりって...
正岡容 「小説 圓朝」
...またもしものことあらば死水だけは取ってくれと次々に大へん分った話ばかりするのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...少し遅くなって碌々(ろくろく)死水も取らなかった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...水恋鳥は親に死水を遣(や)らなかった罰で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...親に死水を与えなかった罰で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...死水も取ってやらずに...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...おふくろの死水をとりにいってやっても悪かあねえと思うんだ」「そりゃあ悪くなんかありゃあしないわ」おすえは聞いた言葉の意味がわからないまま...
山本周五郎 「さぶ」
...褐色の血? 死水に浮く脂肪? のかがやき...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...たたみの上でみまかった父の死水(しにみず)を取って...
吉川英治 「私本太平記」
...この旅空でついに老父の死水もとれず...
吉川英治 「新・水滸伝」
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