...歯牙を出すな。...
...彼は歯牙にもかけずに自分の意見を主張した...
...あの教師は問題に対して歯牙をむいていないようだ...
...彼女は自分のプライドを歯牙にかけてまで弁護するつもりだった...
...彼は歯牙にもかけない態度で相手を威圧した...
...烏啼天駆は袋猫々を歯牙にもかけずといいながら...
海野十三 「奇賊は支払う」
...本来の平凡な言葉として歯牙(しが)にかけるに足らないであろうが...
高浜虚子 「俳句への道」
...彼はてんから歯牙(しが)にかけなかったばかりか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...歯牙にかけるに値いしないが...
戸坂潤 「読書法」
...鋭い歯牙(しが)をもった動物や非凡な胃袋をもった動物...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厳寒ノ身ニ逼ルヤ吾ガ歯牙尽ク戦フテ汝独リ晏如タリ...
成島柳北 「祭舌文」
...長州家老(ちょうしゅうかろう)の適否(てきひ)のごとき歯牙(しが)にかくるに値(あた)いなきものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...新聞記者を歯牙にもかけないといった風なのが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...歯牙の欠損というのが少々あやしいが...
久生十蘭 「泡沫の記」
...何(なん)ぞこれを歯牙(しが)に止(とむ)るに足(た)らん...
福沢諭吉 「旧藩情」
...心の底には丸で歯牙(しが)に掛けずに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...歯牙(しが)にもかけていなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...さて虎も獅(しし)も同じく猫属の獣で外貌は大いに差(ちが)うが骨骼(こっかく)や爪や歯牙は余り違わぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...歯牙にだに上(のぼ)さずに罷(や)んだのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歯牙も頭蓋骨もこなごなに砕いて死んでしまった...
吉川英治 「三国志」
...歯牙にもかけない風で言っているが...
吉川英治 「私本太平記」
...また歯牙(しが)にかけるにも足らぬことにございましょうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...相手を歯牙(しが)にもかけていないとも見られるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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