...歯牙を出すな。...
...彼は歯牙にもかけずに自分の意見を主張した...
...あの教師は問題に対して歯牙をむいていないようだ...
...彼女は自分のプライドを歯牙にかけてまで弁護するつもりだった...
...彼は歯牙にもかけない態度で相手を威圧した...
...知らず知らずそれを歯牙にかけている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...亀之介は歯牙にもかけないような顔をしたが...
海野十三 「地獄の使者」
...「全身歯牙(しが)となっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...狐に関する迷信の類は最初から歯牙(しが)にかけず...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈍物として歯牙(しが)にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが...
中島敦 「山月記」
...爪(つめ)や歯牙(しが)があるから剛だともいわれぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...かくのごときは歯牙(しが)にだもかくる値(あたい)のなき...
新渡戸稲造 「自警録」
...新聞記者を歯牙にもかけないといった風なのが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私のおもわくなんぞは歯牙にもかけず...
野村胡堂 「胡堂百話」
...他の一流の諸新聞は笑殺して歯牙にもかけなかったが...
久生十蘭 「魔都」
...今村の返事などは歯牙にもかけずに訊問をすすめた...
平林初之輔 「犠牲者」
...歯牙(しが)にとどむべきに非ずというといえども...
福沢諭吉 「学問の独立」
...心の底には丸で歯牙(しが)に掛けずに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼の帰着なぞは歯牙(しが)にもかけぬ無関心さが読みとれた...
本庄陸男 「石狩川」
...歯牙(しが)にもかけていなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...歯牙(しが)にもかけぬ風だった...
吉川英治 「私本太平記」
...また歯牙(しが)にかけるにも足らぬことにございましょうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...相手を歯牙(しが)にもかけていないとも見られるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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