...歯牙を出すな。...
...彼は歯牙にもかけずに自分の意見を主張した...
...あの教師は問題に対して歯牙をむいていないようだ...
...彼女は自分のプライドを歯牙にかけてまで弁護するつもりだった...
...彼は歯牙にもかけない態度で相手を威圧した...
...町内の連中におれの腕が判るものか」と歯牙(しが)にもかけない...
梅崎春生 「凡人凡語」
...袋猫々なる迷探偵などは歯牙(しが)にもかけていないそうで...
海野十三 「奇賊は支払う」
...烏啼天駆は袋猫々を歯牙にもかけずといいながら...
海野十三 「奇賊は支払う」
...本来の平凡な言葉として歯牙(しが)にかけるに足らないであろうが...
高浜虚子 「俳句への道」
...まるで歯牙(しが)にかけないで...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...鋭い歯牙(しが)をもった動物や非凡な胃袋をもった動物...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小盗人(こぬすっと)!もとより歯牙(しが)にかくるに足らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...新聞記者を歯牙にもかけないといった風なのが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...歯牙の欠損というのが少々あやしいが...
久生十蘭 「泡沫の記」
...他の一流の諸新聞は笑殺して歯牙にもかけなかったが...
久生十蘭 「魔都」
...何(なん)ぞこれを歯牙(しが)に止(とむ)るに足(た)らん...
福沢諭吉 「旧藩情」
...歯牙(しが)にもかけないぼろ株で誰が大儲けしているのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...歯牙(しが)にかけぬように笑って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そう歯牙にかけずともよい...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...遠州の如きは歯牙(しが)にかけるほどのものでさえないと思われてならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...また歯牙(しが)にかけるにも足らぬことにございましょうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...たれが歯牙(しが)にかけようぞ」光秀は笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
...相手を歯牙(しが)にもかけていないとも見られるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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