...歯牙を出すな。...
...彼は歯牙にもかけずに自分の意見を主張した...
...あの教師は問題に対して歯牙をむいていないようだ...
...彼女は自分のプライドを歯牙にかけてまで弁護するつもりだった...
...彼は歯牙にもかけない態度で相手を威圧した...
...知らず知らずそれを歯牙にかけている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...町内の連中におれの腕が判るものか」と歯牙(しが)にもかけない...
梅崎春生 「凡人凡語」
...烏啼天駆は袋猫々を歯牙にもかけずといいながら...
海野十三 「奇賊は支払う」
...亀之介は歯牙にもかけないような顔をしたが...
海野十三 「地獄の使者」
...まるで歯牙(しが)にかけないで...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...鋭い歯牙(しが)をもった動物や非凡な胃袋をもった動物...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「全身歯牙(しが)となっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小盗人(こぬすっと)!もとより歯牙(しが)にかくるに足らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...狐に関する迷信の類は最初から歯牙(しが)にかけず...
中里介山 「大菩薩峠」
...私のおもわくなんぞは歯牙にもかけず...
野村胡堂 「胡堂百話」
...歯牙(しが)にもかけなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...まるでそんな男のことは歯牙(しが)にもかけていないといった風に高飛車に出ました...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...歯牙(しが)にとどむべきに非ずというといえども...
福沢諭吉 「学問の独立」
...歯牙(しが)にもかけないぼろ株で誰が大儲けしているのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...さて虎も獅(しし)も同じく猫属の獣で外貌は大いに差(ちが)うが骨骼(こっかく)や爪や歯牙は余り違わぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...歯牙にだに上(のぼ)さずに罷(や)んだのではなからうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そう歯牙にかけずともよい...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...歯牙も頭蓋骨もこなごなに砕いて死んでしまった...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索