例文・使い方一覧でみる「武」の意味

...日本の戦国時代に於ける武士は日本国民性に基づく武士道に依って強烈な戦闘力を発揮したのであるが...
石原莞爾「戦争史大観」

...われわれは腰抜け武士になってしまう... われわれは腰抜け武士になってしまうの読み方
内村鑑三「後世への最大遺物」

...武平夫妻の話では... 武平夫妻の話ではの読み方
海野十三「四次元漂流」

...武士はそれを見て... 武士はそれを見ての読み方
田中貢太郎「鬼火を追う武士」

...武平次なる人物はみえず... 武平次なる人物はみえずの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...武子っていう女は低脳だよ」たしかにこんな蔭口をたたいた事のあったこの男も...
長谷川時雨「九条武子」

...お邸にグリゴーリイといつて、床（した）を掃きながら大抵いつでも獨言（ひとりごと）をいつてる下男がゐるの、それの口裏から推量したんだけれど、どうやら近いうちに御婚禮がありさうだわ――何しろ旦那さまは常々、是が非でもソフィーさまを將官か、侍從武官か、それとも大佐くらゐのところへお輿入がさせたい御意向だつたのだからさ……... お邸にグリゴーリイといつて、床を掃きながら大抵いつでも獨言をいつてる下男がゐるの、それの口裏から推量したんだけれど、どうやら近いうちに御婚禮がありさうだわ――何しろ旦那さまは常々、是が非でもソフィーさまを將官か、侍從武官か、それとも大佐くらゐのところへお輿入がさせたい御意向だつたのだからさ……の読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「狂人日記」

...武者の反対の側に控へてゐる... 武者の反対の側に控へてゐるの読み方
牧野信一「バラルダ物語」

...武蔵野の甘菜（あまな）辛菜（からな）を... 武蔵野の甘菜辛菜をの読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...偏（ひと）へにわが学問と武芸にこそよれ... 偏へにわが学問と武芸にこそよれの読み方
夢野久作「白くれない」

...宮本武蔵という格ですね」「ええ... 宮本武蔵という格ですね」「ええの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...動いて敵に見つかるな」陳武は... 動いて敵に見つかるな」陳武はの読み方
吉川英治「三国志」

...黄母衣（きほろ）の武者が... 黄母衣の武者がの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...近年だけの武蔵に関する著述だけでも枚挙（まいきょ）に遑（いとま）がないといっていい... 近年だけの武蔵に関する著述だけでも枚挙に遑がないといっていいの読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」

...果たしてどの程度まで武蔵の心事と行動が掬（く）み取れるかは難しいと思う... 果たしてどの程度まで武蔵の心事と行動が掬み取れるかは難しいと思うの読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」

...「何を騒いでいるかっ」番所に詰めている山目付の武士が来て... 「何を騒いでいるかっ」番所に詰めている山目付の武士が来ての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...他に甲冑武者のやうな石像とが竝んでゐる... 他に甲冑武者のやうな石像とが竝んでゐるの読み方
吉田絃二郎「八月の霧島」

...戦場では敵対している武士たちが... 戦場では敵対している武士たちがの読み方
和辻哲郎「鎖国」

「武」の読みかた