...八正道の中には「正見」「正思考」「正語」「正業」「正精進」「正念」「正定」「正徳」が含まれます...
...むしろ表向きの正業で...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...正業でない職業とはいいながら...
田山花袋 「田舎教師」
...中には正業に就(つ)くことの出来た聡明な者もあったが...
富田常雄 「刺青」
...君今学業を放擲(ほうてき)してかかる邪道に踏み迷はば他日必ず後悔臍(ほぞ)をかむ事あらん文筆を好まば唯正業の余暇これをなして可なりかつはまたわれは尾崎や川上とは異なりてかの人々の如く多く門生を養ひ教ふるの煩(はん)に堪(た)へざるものなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...一たん正業に就きて文事に遠ざかるとも...
永井荷風 「小説作法」
...其れからは兩親と衝突して其の望むやうな正業を求めず...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...或いは正業としての有名な...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆすりをした経験のある男が正業について役者になったんでなければ...
夏目漱石 「虚子君へ」
...第一それからが不了簡(ふりょうけん)だ」「饂飩屋だって正業だ...
夏目漱石 「二百十日」
...正業の人士を扼(やく)す...
火野葦平 「花と龍」
...悪物退治にありて正業保護...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...正業に従っている限り...
宮本百合子 「新しい卒業生の皆さんへ」
...その結果「これでは食えない」と言ってその正業そのものをくさすのに等しい...
三好十郎 「俳優への手紙」
...それゆゑ大宝元年の学令に、「凡教授正業、周易鄭玄王弼注、尚書孔安国鄭玄注、三礼毛詩鄭玄注、左伝服虔注、孝経孔安国鄭玄注、論語鄭玄何晏注」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが正業を得にくい故に...
柳田国男 「山の人生」
...彼を正業につかせ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...時をみて正業に返してくれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泥棒を人間の正業と信じているので...
吉川英治 「親鸞」
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