...過渡的生活を止揚して新生活を建設しよう...
種田山頭火 「松山日記」
...丁度資本主義は資本主義自身の用意した契機によって止揚されねばならないように...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...初めて具体化され止揚される...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...イデオロギー一般を止揚し得るものは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...論理的矛盾とその止揚として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...後者はその止揚として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この運動によって止揚者へ新しい問題が提出され...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...従ってそれが他の解釈によって否定・止揚され得ないということはない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...民主主義的多数の概念を之が如何に止揚したかを...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...止揚と再分裂との弁証法的過程に外ならないのである...
戸坂潤 「科学論」
...ヘーゲル哲学を本当に使用(ただの止揚ではない)しようと企てている少数な人々の一人である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...観念は終局に於ては主客の対立を具体的に止揚して――フィヒテやシェリング(F. W. J. v. Schelling)は主観の対立を抽象し去ったに過ぎなかったが――絶対的となる(絶対的精神)...
戸坂潤 「辞典」
...支配者層は資本主義的文化による旧文化の止揚に信頼をおいているが...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...実際に止揚されているのかが問題だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...判断は即意志の構造をもって可能を必然にまで止揚する...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...避けがたい惡の宿命として觀念しながら大乘的の止揚によつて...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...否むしろこれによつて克服され止揚されこれのうちに死し葬り入れられることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...哲學は寧ろ現實を止揚して全然觀念的である...
三木清 「歴史哲學」
便利!手書き漢字入力検索