...このようにして止揚される...   
戸坂潤  「イデオロギー概論」 
...論理的に否定・止揚されることが結果し得るか否か...   
戸坂潤  「イデオロギーの論理学」 
...実質的に――前の場合のように形式論的にではなく――止揚されることが出来る...   
戸坂潤  「イデオロギーの論理学」 
...恰もこの多衆性概念を止揚する――組織する――処のものであることを...   
戸坂潤  「イデオロギーの論理学」 
...併し実際上の問題を離れて認識論的見方に立つ限り両者の対立を止揚する事が吾々の願いでなければならぬ...   
戸坂潤  「カントと現代の科学」 
...次の時期で拡大された範囲のそれに於ては否定し止揚され得るだろうし...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...正数の系列は正数と負数との系列にまで――論理的に――止揚される...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...自己を止揚しなければならなくなってくる...   
戸坂潤  「現代唯物論講話」 
...この矛盾を止揚するために動き出すことによって...   
戸坂潤  「辞典」 
...他の一端で止揚したまでである...   
萩原朔太郎  「ニイチェに就いての雑感」 
...否むしろこれによつて克服され止揚されこれのうちに死し葬り入れられることによつて...   
波多野精一  「時と永遠」 
...このものの媒介によって自己の一面性と制限性とを脱して自己を止揚する...   
三木清  「危機における理論的意識」 
...唯物史觀はまたそれ自身實踐を止揚することなくしては理論としても成立し得ないのである...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...我々は今の状態を止揚するところの現實的なる運動を共産主義と呼ぶ...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...全無産階級の物質的貧困と窮迫とをその理論のうちに止揚する...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...それはしかしその後に止揚される...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...この矛盾の理解は理論と實踐とを辯證法的に止揚する立場に於て初めて可能である...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...彼れの全理論が後にマルクスによって最も正しい意味において発展的に止揚されたことは...   
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」 
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