...アカデミズムとジャーナリズムとの矛盾の止揚はだから...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...後者はその止揚として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...批判者はこの意味に於てのみ被批判者を止揚するのが事実である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆概念自身の止揚に外ならないのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆の圧倒性はただ多衆の非組織化によってのみ止揚された...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...止揚と再分裂との弁証法的過程に外ならないのである...
戸坂潤 「科学論」
...止揚しているのだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ヘーゲル哲学を本当に使用(ただの止揚ではない)しようと企てている少数な人々の一人である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自己を止揚しなければならなくなってくる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その対立が止揚されたとか云った...
戸坂潤 「社会時評」
...そしてロマンの要素は今後と雖も止揚されて大いに用いられて行くものと思われている...
戸坂潤 「読書法」
...従来の殆んど一切のブルジョア観念論(乃至ブルジョア唯物論)の認識論による真理諸観念を止揚するものだと見ていいだろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...即ちこの矛盾を止揚するのは空間が主客の対立を可能にするというジュンテーゼである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...否むしろこれによつて克服され止揚されこれのうちに死し葬り入れられることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...それはいっさいの定義を止揚しているのである...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...「原因と結果との無限への進行は進行として真実なる仕方において止揚されている...
三木清 「科学批判の課題」
...現世を止揚して解脱(げだつ)を得ようという要求を持つには...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...すなわちギリシア仏教的様式の醇化と認めらるるものと推古様式のギリシア化と認めらるるものとのいずれもが止揚せられて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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