...・酔境自己忘失自己脱却自己超越相対を止揚したる絶対境十月三日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...イデオロギーはイデオロギー対立の社会学的な媒介によっては止揚されない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この矛盾を止揚する批判性として...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...虚偽として否定・止揚されることが...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...実質的に――前の場合のように形式論的にではなく――止揚されることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...止揚と再分裂との弁証法的過程に外ならないのである...
戸坂潤 「科学論」
...その絶対性を自分のモメントとして止揚していることが茲に見られないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一つのイデオロギーの止揚と他のイデオロギーの展開とに資せねばならぬ責任を有っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...観念は終局に於ては主客の対立を具体的に止揚して――フィヒテやシェリング(F. W. J. v. Schelling)は主観の対立を抽象し去ったに過ぎなかったが――絶対的となる(絶対的精神)...
戸坂潤 「辞典」
...そしてロマンの要素は今後と雖も止揚されて大いに用いられて行くものと思われている...
戸坂潤 「読書法」
...ことに新しき美の感覚に当面せる現代の美学にとって止揚さるべき深い課題でもなければならない...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...このものの媒介によって自己の一面性と制限性とを脱して自己を止揚する...
三木清 「危機における理論的意識」
...かえって一切の階級を止揚することなくしては実現されない...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...かえって物質と精神とは止揚されて全体の人間性そのものが解放されるのである...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...唯物史觀はまたそれ自身實踐を止揚することなくしては理論としても成立し得ないのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そのうちには理論と實踐との二元性が止揚されるところの態度にとつては...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...この矛盾の理解は理論と實踐とを辯證法的に止揚する立場に於て初めて可能である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...彼れの全理論が後にマルクスによって最も正しい意味において発展的に止揚されたことは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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