...彼の鳴らしたる革命の角笛の響は嚠々として止むことなけむ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...得んと欲する心は既に得て止むべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...止むを得ず義雄はどこへでもかの女を押し込むつもりで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今後は乗馬を止むるとせり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...今日まで政府が嘘を吐いたと云ふ御話を致して止むのであります...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...藤は母親に寄添つて、止むを得ずに、窕子にも家の人々にもわかれを告げて出て行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...これは止むを得なかったのだ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...その笑いが急に止むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...蟹共の逃走も止む...
中島敦 「環礁」
...そして彼ら自身の生命を延ばすためにその子供の生命を断つのは止むを得ないと考えるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...止むを得ずお内儀さんに相談すると...
三浦環 「お蝶夫人」
...止むを得ぬ儀とも思われますな」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...再び林中に追いやらんとするを諸王宥(なだ)め止む...
南方熊楠 「十二支考」
...その止むに止まれぬ生存競争から生み出される...
夢野久作 「少女地獄」
...犯人が居るから止むを得ません」「その婦人は果して犯人でしょうか」「無論です...
夢野久作 「暗黒公使」
...どこかにお里があらわれているのは止むを得ない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...散文が聞えだすのはけだし止むをえない...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...そこで信長は止むを得ず五月三日に京都の周囲二里から四里位の間の町村九十余を焼き払わせたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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