...いわゆる制限目的を有する攻撃としてベルダン攻撃案を採用しカイゼルに上奏せる際「若し仏軍にして極力これを維持せんとせば恐らく最後の一兵をも使用するの止むなきに至るであろう...
石原莞爾 「戦争史大観」
...速戦即決の徹底を要したドイツのため止むに止まれぬ彼の意気は真に壮とせねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それがぱツたり止むと同時に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...世道人心が多少混乱の状態にあるは止むを得ぬと説く人もあるが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...意と智と情とを完成した魂のために粉韲(ふんさい)せられるのは止むを得ないことだ...
田山録弥 「真剣の強味」
...亦止むを得ざるの窮策なりと謂はんのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...止むなく母に代つて座に就き...
牧野信一 「鏡地獄」
...毎日々々ユキ子がつきゝりでランプの世話をして呉れるので私は止むなく机に噛りついてゐたのですが...
牧野信一 「ランプの便り」
...遺憾ながら止むを得ません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...栗は下痢を止むるの功あり...
村井弦斎 「食道楽」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...空行く鳥を追い止むる...
夢野久作 「白髪小僧」
...この意味から云えば警視庁の仕事は衣食のために止むを得ず...
夢野久作 「暗黒公使」
...女がこれと反対の流行を作ったのは止むを得ないところであろう...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...誠に止むを得ざるに出でたる帰結と云うを得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...尤(もっと)もその途中で君自身が自分の身の上を感付くとすれば止むを得ない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...止むなく待つ事にした...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その見解が道得でない限り決して止むことがない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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