...我も亦この一書によつて彼の名を記憶するに止まれども...
石川啄木 「閑天地」
...進みかねて立止まれば...
泉鏡花 「活人形」
...左(と)に右(か)く止むに止まれない或る事情があって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...中等教育の程度に止まれるに...
大町桂月 「小日向臺」
...國を除くに止まれり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...クリストフへ止まれという合図をした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...踏み止まれなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...踏み止まれないと同時に...
直木三十五 「南国太平記」
...能を自己の芸術表現の手段として考へる者に取つては止むに止まれぬ衝動の発揮であつた...
野上豊一郎 「演出」
...中西は流石(さすが)に老成の士族だけあって、「人を殺すと云うのは宜(よろし)くない事だ、思止まるが宜(い)いと云うと、壮士等は中々聞入れず、「イヤ思止(おもいと)まらぬと威張(いば)る、ヤレ止まれ、イヤ止まらぬと、今度は老人を相手に大議論を始めて、彼(か)れ此(こ)れと悶着(もんちゃく)して居る間に夜(よ)が明けて仕舞(しま)い、私は何にも知らずにその朝船に乗(のっ)て海上無事神戸に着きました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...背骨一杯を息も止まれと云わんばかりにハタきつけたりしたが私は...
牧野信一 「ゼーロン」
...ただその徒とこれを楽むに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...だが誰か知に止まれと同時に勧め得るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...それがすなわち「まめの葉は止まれ」だというので...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「……止まれッ……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……だから思い止まれといったのに...
吉川英治 「私本太平記」
...「止まれッ」隼人正(はやとのしょう)政次は...
吉川英治 「新書太閤記」
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