...中等教育の程度に止まれるに...
大町桂月 「小日向臺」
...私は咯血さえ止まればいいとその方の事ばかり考えていたので...
高浜虚子 「子規居士と余」
...かくすればかくなるものと知りながらやむに止まれぬ大和魂(やまとだましい)と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一切が瞬間(又は永遠)に還元される(瞬間は止まれ――メフィストとの賭けに負けたゲーテの「ファウスト」は叫んでいる...
戸坂潤 「科学論」
...夫は日本のこの自主性を欠いた今日の民衆に、瞬間よ止まれ、お前はあまりに美しい、と呼びかけることである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いましばし止まれ...
ノワイユ夫人 Comtesse de Noailles 堀辰雄訳 「生けるものと死せるものと」
...「止まれ、卸(おろ)せ! 看護手交代! 用意!担(にな)え!」号令を掛けたのは我衛生隊附のピョートル、イワーヌイチという看護長...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...ただ自己を本としてこれに関連する事物の実際を詠ずるに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...わたしは初(はじ)めてかれらに(止まれ)という合図をした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...自分は止まれぬ渇望から...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...その止むに止まれぬ生存競争から生み出される...
夢野久作 「少女地獄」
...「……止まれッ……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...止むに止まれない切ない気持から...
夢野久作 「二重心臓」
...「止まれ」里見義胤(よしたね)の一号令に...
吉川英治 「私本太平記」
...ここまで来て思い止まれるものか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...止まれ止まれと声を嗄(か)らしているのは旅川周馬...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「止まれっ!」と彼はいう――「ずれて来やがった」が...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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