...我も亦この一書によつて彼の名を記憶するに止まれども...
石川啄木 「閑天地」
...今たゞ「愛」は殘りゐてふみ止まれる獨住(ひとりずみ)...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「よそ人のあざむが如く」
...左(と)に右(か)く止むに止まれない或る事情があって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...國を除くに止まれり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...止むに止まれないで書いたものに違いない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...「馬鹿あ」「止まれっ」と...
直木三十五 「大阪を歩く」
...大手を拡げて「止まれえ」「何故止める」馬の手綱を引締めて...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...それはすでに止まれるもの...
中井正一 「美学入門」
...能を自己の芸術表現の手段として考へる者に取つては止むに止まれぬ衝動の発揮であつた...
野上豊一郎 「演出」
...中西は流石(さすが)に老成の士族だけあって、「人を殺すと云うのは宜(よろし)くない事だ、思止まるが宜(い)いと云うと、壮士等は中々聞入れず、「イヤ思止(おもいと)まらぬと威張(いば)る、ヤレ止まれ、イヤ止まらぬと、今度は老人を相手に大議論を始めて、彼(か)れ此(こ)れと悶着(もんちゃく)して居る間に夜(よ)が明けて仕舞(しま)い、私は何にも知らずにその朝船に乗(のっ)て海上無事神戸に着きました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「止まれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ただ自己を本としてこれに関連する事物の実際を詠ずるに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただその徒とこれを楽むに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただ自己を本としてこれに関聯する事物の実際を詠ずるに止まれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...わたしたちはいっしょうけんめい、止まれ、止まれと呼(よ)びながら、あとから追っかけた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...だが誰か知に止まれと同時に勧め得るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...「止まれ」四、五町来ると、一人が言い、ほかの白刃も、能登をかこんだまま後の方を振り向いた...
吉川英治 「私本太平記」
...「止まれ」里見義胤(よしたね)の一号令に...
吉川英治 「私本太平記」
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