...必ず何等かの「自分の意見」を持ち出さずには止まれぬ――の特性を發揮した人で...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...今たゞ「愛」は殘りゐてふみ止まれる獨住(ひとりずみ)...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「よそ人のあざむが如く」
...左(と)に右(か)く止むに止まれない或る事情があって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...右側を伝(つたわ)って行って行止まれば...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...具体的に云えば地辷(じすべ)り等がある限界内に止まれば...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...チュウデーデース槍を手にはしりて敵に叫び曰ふ、『止まれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「おい止まれ!」彼は自転車で...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...「馬鹿あ」「止まれっ」と...
直木三十五 「大阪を歩く」
...かくすればかくなるものと知りながら止(や)むに止まれぬ大和魂(やまとたましひ)己(おの)れの行為の結果が容易ならぬものとは知りながら...
新渡戸稲造 「自警録」
...如何せん止むに止まれぬ...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...止むに止まれぬ事情があって...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...「実は御隠居さま、拙者、止むに止まれぬ、武道の意気地により今晩限り、旧師脇田一松斎と別れ、未熟ながら一芸一流を立て抜く決心、――それに就(つ)き、御隠居さまの、御配慮を煩(わずらわ)したく、深夜ながら、お袖に縋(すが)るため、まかり出(い)でました次第でござります」「なに? 脇田の門を捨てたとか? それはまた何故」と、さすがに土部三斎も愕きの色を浮べて、「それはまた、どうしたわけだ?」「御存じはござりますまいが、今度上方より初下りの、中村菊之丞一座の雪之丞、之が、不思議な縁あって、拙者よりも前かたより一松斎門にて剣技を学んだ者でござります...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...思い止まれねえでがす...
吉川英治 「脚」
...「止まれッ」隼人正(はやとのしょう)政次は...
吉川英治 「新書太閤記」
...常陸にも止まれず...
吉川英治 「平の将門」
...これだから女の巣を食う町に無用な顔はして立ち止まれない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...止めるに止まれないもののように...
吉川英治 「松のや露八」
...「止まれっ!」と彼はいう――「ずれて来やがった」が...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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