...何ともいえぬ好い喉で歌うのですが...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...今の詩人の好んで歌う「やるせなさ」が...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...自分の歌う後をつけて合唱させたりすることもあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...始終口の先で小唄を歌うとか...
谷崎潤一郎 「幇間」
...仕事をするにも歌う...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...」クリストフはふたたびアンナが歌うのを聞いてみようとはしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それでもコロムビアのニノン・ヴァランが歌う「ハバネラ」や「セギディリア」などは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...こんなうたを歌うので...
林芙美子 「梟の大旅行」
...歌に現(うつつ)を脱(ぬ)かしているのは歌う声に魂の入(い)っているので分る...
二葉亭四迷 「平凡」
...モスクワの白露バルチック線停車場は鳴り響く音楽と数百の人々が熱心に歌うインターナショナルの歌声で震えた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...原信子(歌うたい)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その間も無心に歌う鼻歌の声...
三好十郎 「おりき」
...それに向うから馬車の中で春子の歌う「花」の軽快な歌声――第二番の歌詞...
三好十郎 「樹氷」
...沢山歌うが好(い)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鳥が木の間(ま)に歌うても...
夢野久作 「白髪小僧」
...歌うて尽きぬ海の歌...
夢野久作 「白髪小僧」
...すると、どこかで、歌う者があった...
吉川英治 「三国志」
...歌うぞ、後を』こぼれて袖に露のよすがの憂きつとめこぼれて袖に――つらきよすがの浮身か憂身か『よう! 出来ましたあ』竹之丞が、手をたたいて、賞めそやした時に、先刻(さっき)、船を上った時から、絶えず物蔭(ものかげ)から物蔭を伝わって尾(つ)けて来た旅合羽(たびがっぱ)の男が、するりと、側へ、からむように寄り付いて来たかと思うと、いきなり、合羽の下に潜ませていた匕首(あいくち)を向けて、どんと、内蔵助の体にぶつかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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