...三月には足下のと思って楽しんでいたら、伸次弟の、しかも一月に出した、用事としてはすでに時の遅れた、内容の無意味極まる、実に下らないものを見せられた...
大杉栄 「獄中消息」
...王と次弟は私かに之を洩らしたので其妃共病と稱して來らず...
南方熊楠 「人柱の話」
...末弟の妃は一向知ずに來たのを王と次弟が捕へて人柱に立てた...
南方熊楠 「人柱の話」
...私の次弟は、一九二九年の夏、高校の三年生で自殺をした...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...しかし霞亭は自ら彦を称して「予次弟」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次弟も京都から来てしばらく一緒にいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...次弟松岡静雄静雄は...
柳田国男 「故郷七十年」
...次弟を町奉行所の書記に出し...
山本周五郎 「七日七夜」
...また次弟の武田逍遥軒をはじめ...
吉川英治 「上杉謙信」
...二条城で戦死した嫡男信忠の次弟たる信雄か信孝にゆくであろうという見解には...
吉川英治 「新書太閤記」
...〔経盛(つねもり)〕清盛の次弟...
吉川英治 「随筆 新平家」
...〔知盛(とももり)〕清盛の三男、宗盛の次弟...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ぼくの次弟素助の身も頼んで帰った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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