...姉ちゃん迄がそれを平気で取次ぐと云う法があろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...亦動搖に次ぐに動搖を以てして自ら安むぜざるものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...猛牛に次ぐに野牛...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は階子段(はしごだん)の途中で薬局生の面倒臭そうに取り次ぐ「津田さん電話ですよ」という声を聞いた...
夏目漱石 「明暗」
...丁寧に取次ぐんだ」平次に促(うなが)されて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伯母さん」と側から優しく取次ぐのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の問ひを取次ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『春夏秋冬』は俳句の時代において『新俳句』に次ぐ者なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...また彼に次ぐ第一の武士アルキノスのために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もちろん老職がそんなものを国目付に取次ぐわけがないから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...去年の十二月に御城下でも蔵元屋に次ぐ金満家...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...是れは大安寺に次ぐ景勝の地を占め...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...もちろん家康へ取次ぐためであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...允(いん)は(えん)に次ぐ重臣であり...
吉川英治 「三国志」
...弓に次ぐ新武器となっていたろうし...
吉川英治 「私本太平記」
...明智に次ぐは滝川なり...
吉川英治 「新書太閤記」
...梯子の途中にも一人いて、それを取り次ぐ...
吉川英治 「親鸞」
...事実は寸秒に次ぐ寸秒で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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