...箱根の蘆ノ湖之に次ぐ...
大町桂月 「赤城山」
...僕らが取り次ぐと言ったら...
林不忘 「安重根」
...もしもそれを次へ次へと受け次ぎ取り次ぐべき媒質が存在しなければ「伝播」は起らない...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...私生児庶子は之に次ぐもの...
戸坂潤 「社会時評」
...次ぐに悲痛の語を以てせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...長禅寺は甲州では恵林寺(えりんじ)に次ぐの関山派(かんざんは)の大寺であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...中国地方もこれに次ぐ大被害を受け...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...僕はただ彼女の小声でいう挨拶(あいさつ)を大きくして訳も解らず先方へ取次ぐに過ぎなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ハイドンの「天地創造」に次ぐ歴史的傑作とも言えるだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ビクターのシャリアピン(六六一九)がそれに次ぐだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...または他の適当な役人に取次ぐという具合にして...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...この考えに次ぐ働きが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...それに次ぐものは野呂だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...もちろん老職がそんなものを国目付に取次ぐわけがないから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...デクレスはナポレオンの征戦に次ぐ征戦のため...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...大戦いらいの出費に次ぐ出費から...
吉川英治 「私本太平記」
...――あの頃はまだおまえも、十二、三の洟垂(はなた)らしだったが、もう、おれに次ぐ、いい若人...
吉川英治 「平の将門」
...壇の浦の哀史に次ぐべき美しい詩である...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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