...物理学的の根拠が欠けている(二五一頁参照)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...――頭顱(あたま)が上半分欠けて...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...そして極めて多くのものが私に欠けている限りにおいては...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...もし自分に欠けている何等かの完全性を知るならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...之は無論シェーラーなどには欠けている一つの原理であった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...自然科学的進歩が欠けていたということの外ではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...歯の一本欠けてる口をもぐもぐさした...
豊島与志雄 「死の前後」
...彼に欠けてるもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たぼが一枚欠けているだけのもんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今はもうちょっとしたところの農家でも女学校を出さなければ嫁入資格に欠けると云う様な事になっている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...役人たちには民衆とのつながりが欠けており...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...机の下に差入れたは縁(ふち)の欠けた火入...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さういふ才分に欠けてゐるとあきらめかゝつた...
牧野信一 「山峡の凧」
...子供の居ない家に欠けて居た旺盛な活動慾...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...顔が真黒に鼻が欠けた可愛そうな首人形はどこに居るんだろう...
宮本百合子 「悲しめる心」
...道の端にひとところ岩の欠けている場所を指さして...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...義に欠けるようなことは」「かくいううちにも...
吉川英治 「三国志」
...満ちたり欠けたりするのを知っていながら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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