...彼は物見櫓(ものみやぐら)の上で吹きさらしになっている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...また小櫓、円屋根、その他のとび出た物も無い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...虫の鳴く様な櫓(ろ)の音が聞えて来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...唯波濤を友とし櫓櫂を命とする單純なる生活に憧れた聲とも聞かれた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...艫に立つた一人が力かぎりに櫓を押してゐた...
辰野隆 「旧友の死」
...夜更(よふ)けの櫓(ろ)の音を聴(き)きながら...
徳田秋声 「仮装人物」
...櫓(やぐら)の上から前後左右を警戒すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐渡屋の涼み櫓が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...角櫓は火の見と素姓はわかつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちよきの櫓を船頭がはづしてしまつて...
長谷川時雨 「河風」
...二人は、櫓と、舟板と洋傘とをしっかり握りしめて、人足に助け上げられた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...弓矢を持たせて見張りの櫓門へ追いあげた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...こんな狭苦しい櫓の上で...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...あの櫓の上で観測係をつとめるつもりだよ...
牧野信一 「ゾイラス」
...いと古風な櫓を掲げてゐた宮戸座のおもて構へを...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...櫓(やぐら)の高欄(こうらん)に倚って...
吉川英治 「三国志」
...櫓手(ろしゅ)の船歌が聞えだしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...と髪切り虫の啼くように櫓臍(ろべそ)の音が...
吉川英治 「松のや露八」
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