...上方の櫓(やぐら)に行ってから嘴でバケツを引き上げる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...妙な櫓が建つ!」と英三は階下の細君に向って叫んだ...
海野十三 「雷」
...この櫓を組んだ松屋松吉だった...
海野十三 「雷」
...これでは竹生島へ着きません」米友は櫓の手を止めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇敢に櫓(ろ)をあやつっているだけのものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...丸形に櫓を裏(つつ)んで飽き足らず...
夏目漱石 「幻影の盾」
...谷底(たにそこ)の流(ながれ)を下(くだ)る櫓(ろ)の音(おと)を聞(き)いた...
夏目漱石 「門」
...神社の森、学校の屋根、火の見櫓、役場、銀行、城跡――私はそれらの眺めを、ぼんやりと見渡して、「おゝ、あれは遊廓だ!」「あれは刑務所だ!」「新町の吾家は何の辺か!」などゝ、伴れの者にでも囁くかのやうに呟いた...
牧野信一 「熱い風」
...と歌いきって櫓(ろ)を放した...
正岡子規 「句合の月」
...四重層(じゅうそう)から櫓下(やぐらした)まで落ちて微塵(みじん)となる五体を...
吉川英治 「江戸三国志」
...陸上に組んである多くの櫓(やぐら)や...
吉川英治 「三国志」
...櫓(やぐら)に立って...
吉川英治 「三国志」
...櫓の上に姿をあらわして...
吉川英治 「三国志」
...櫓(やぐら)を布(し)くによい地相ではありませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...そして櫓(ろ)やら網やら雑器などが鼠の巣みたいなワラの中に...
吉川英治 「私本太平記」
...以前の三重(じゅう)櫓(やぐら)の上へ駈けのぼった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...与倉中佐」櫓から下へどなった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そこの怖ろしく高い物見櫓(ものみやぐら)か塔のような楼上に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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