...うざうざするほど繁り合った濶葉樹林(かつようじゅりん)に風の這入(はい)る音の外(ほか)に...
有島武郎 「カインの末裔」
...小さな赤い葉をつけた矮生の楓樹は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「振動波の波形は生物の感情を表わす」という二つの原理を樹てて廻折式変調受信機を組立てあげたのであった...
海野十三 「放送された遺言」
...○雪吹(ふゞき)雪吹(ふゞき)は樹(き)などに積(つも)りたる雪の風に散乱(さんらん)するをいふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...樹明さんはどうしたのだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君と話したり新聞を読んだりする...
種田山頭火 「其中日記」
...沛然(はいぜん)として降り注ぐ果樹園の雨のラストシーンもまた実に心ゆくばかり美しいものである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...樹木(じゆもく)が生(は)えないようにしてあつたのです...
濱田青陵 「博物館」
...それは私が既成政党の何派に依ることなく自ら樹立した「独立共和党」なるものゝ主旨が単に彼等の意に通じなかつたとのみ思つて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...故其地を墾開し先以甘藷併馬鈴芋(ナラビニゴシヨイモ)を作り、甘蔗(サトウキビ)を種に其皷〔包〕を運送到〔致〕させ、續而地味熟し候時に及び雜穀に及ぼし、樹木繁茂、竹籔巨大のものは是に隨て器什を製せば其利少からず...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...椰樹(やしのき)に登って豚の背に躍び下りると...
南方熊楠 「十二支考」
...夜は件(くだん)の膜を張って樹から樹へ飛び歩き葉と虫を食う...
南方熊楠 「十二支考」
...「樹のない村」の検討において特に作家とオルグ的活動についての分裂的認識の点を強調したのは...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...ダマス市の周囲にあった・おいしい果実の豊かにみのった・すばらしい果樹園が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三之木だけは榧の樹の下でいきんでいるばかりで...
山本周五郎 「似而非物語」
...柄は六尺二寸の檳榔樹(びんろうじゅ)で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...傾斜の樹々(きぎ)は強烈な陽をうけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...私は松の樹の生い育った小高い砂山を崩している所にたたずんで...
和辻哲郎 「樹の根」
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