...これは飛んでもない横路へ入り込んで了った...
石川欣一 「可愛い山」
...話はいささか横路に入るが...
石川欣一 「可愛い山」
...これは、横路へ入るが、我々を吃驚させる風習である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ツイと横路へ入る...
石川啄木 「鳥影」
...ついと横路へ入る...
石川啄木 「鳥影」
...思切って、ぺろ兀(はげ)の爺(じい)さんが、肥(ふと)った若い妓(こ)にしなだれたのか、浅葱(あさぎ)の襟をしめつけて、雪駄(せった)をちゃらつかせた若いものでないと、この口上は――しかも会費こそは安いが、いずれも一家をなし、一芸に、携わる連中に――面と向っては言いかねる、こんな時に持出す親はなし、やけに女房が産気づいたと言えないこともないものを、臨機縦横の気働きのない学芸だから、中座の申訳に困り、熱燗(あつかん)に舌をやきつつ、飲む酒も、ぐッぐと咽喉(のど)へ支(つか)えさしていたのが、いちどきに、赫(かっ)となって、その横路地から、七彩の電燈の火山のごとき銀座の木戸口へ飛出した...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...田圃(たんぼ)の横路を右に別れた...
田山花袋 「田舎教師」
...横路地にとび込む)警防団員三 まだ来るぞう! まだ来るぞう!男 (ボウボウ声で)なんだよ...
三好十郎 「樹氷」
...倹約とは不生産的の入費を節して生産的の入費へ向(むけ)る事です」ととかく談話が横路(よこみち)へ外(それ)る...
村井弦斎 「食道楽」
...かれらは横路地へとびこみ...
山本周五郎 「風流太平記」
...横路地から這うようにして往来に出ると...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そのブラシを持って手近い横路地へ這入って帽子...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...向家(むこう)の横路地の間から...
夢野久作 「支那米の袋」
...何でもこのスウェツランスカヤから横路地伝いに公園の横へ出て...
夢野久作 「支那米の袋」
...狭い横路地のズッと奥の行止りの処に赤い看板が見える...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...焼け木の積んである横路地を二つ三つ抜けて...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ノンセンスのモノスゴイところを取交(とりま)ぜて科学文明の屋根裏から地下室……アタマ文化の電車通りから横路地に到るまで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...京橋際に近いとある洋品店と額縁(がくぶち)屋の間に在る狭い横路地の前を通ると...
夢野久作 「冥土行進曲」
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