...惠端は縁の端に出て遠くから手招ぎをしながら白隱を歡迎したさうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...大名家の賓客に限って招かれ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なんの逡巡(しゅんじゅん)もなく上へ招じ入れたのだった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...客を招くような様子で道の両側にたち並んでいた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...神の怒りを招く行いなりとは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...やむを得ず二三個所に招かれて行きましたが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ときめく胸を押し鎮めて招きに応じたことであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...お茶に招かれたことがある...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...アーサー王は主客一同を招待あつて(received the whole party)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...これには慶応義塾から草間時福氏というを招聘して主として英書を教えさせ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...招ぜられて客殿へ通ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは自ら招いたものである...
蜷川新 「天皇」
...件(くだん)の女を招じ入れました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...樹林の招ぎを感じるのだ...
林芙美子 「浮雲」
...例の招牌(かんばん)から釣込む植木屋は家々の招きの旗幟(はた)を翩翻(へんぽん)と金風(あきかぜ)に飄(ひるがえ)し...
二葉亭四迷 「浮雲」
...大かたの招待客にとっても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...月をそれでお招きになろうなどとは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...老母も愚妻の寧子(ねね)も、日ごろは、眼のなかへも入れたいほど可愛がって、長浜の奥から外へも出しませんが、かくては行く末大器となる質を可惜(あたら)盲愛のため親が弱めてしまうようなものですから、このたび中国の役を幸い、陣中へ招いて、つぶさに戦陣の悲雨惨風(さんぷう)を味わわせ、約一年を過させました...
吉川英治 「新書太閤記」
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