...そこがなんの足がかりもない底なしのどろ沼であることを悟った様子である...
江戸川乱歩 「影男」
...その稽古場で行われる様子である...
太宰治 「正義と微笑」
...きちんと膝をそろえてかしこまって坐った様子である...
太宰治 「春の盗賊」
...密かに足を訓練している様子である...
外村繁 「日を愛しむ」
...妻も満足な様子である...
外村繁 「澪標」
...こういう役をいい付かった様子である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...眠っているのではない様子である...
中島敦 「南島譚」
...客の心をはかりかねた様子である...
中島敦 「名人伝」
...このたびは前回のような仇(あだ)な話ではない様子である...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...誰れか降りる様子である...
水野葉舟 「遠野へ」
...平生に超(こ)えて心細い様子であるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ともすれば涙のこぼれる様子であるのを大将はなだめかねていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなちょっとの間も心は内儀さんへ奪われているという様子である...
矢田津世子 「神楽坂」
...どこかへ荷(かつ)いで行く様子である...
夢野久作 「白髪小僧」
...引立てながらどこかへ連れて行く様子である...
夢野久作 「戦場」
...しずしずと引き退いて行く様子である...
吉川英治 「三国志」
...中堂のほうへ参ってみよう」なぜか少なからず失望した様子である...
吉川英治 「新書太閤記」
...合点がゆかない様子である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??