...宮内省御用の虎屋には虎屋の構えがあり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...格闘者たちから半インチ以内のところで立ちどまって身構えした...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...待ち構えていたように立ち上って...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...二三歩すさって身構えざるを得なかったものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...古い構えではあるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...その構えの程も大抵想像がつく...
中里介山 「法然行伝」
...校長の隣りに赤シャツが構える...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...自分自身の家を一軒独立に構えている女郎買いに行ったことは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...門構えの家でも見かけると...
堀辰雄 「花を持てる女」
...万一何か起こった場合二人に合図をしようと構えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...二人は私の話し出すのを今か/\と息を殺して待ち構えてゐるのですもの……...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...ほんとうにそうした慎しやかな中に何ともいえない艶気を含んだ古風の表構えだった...
正岡容 「寄席行燈」
...待ち構えていたように一人の小男がツカツカと大股に這入って来た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...きっと構えをつけ澄ます...
吉川英治 「剣難女難」
...技や作り構えでないことぐらい...
吉川英治 「剣の四君子」
...小店(こだな)を構えて...
吉川英治 「私本太平記」
...うしろへ身構えを退(ひ)いてゆく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...やがて何とかいって来るものと心得ていなければならない心構えのために...
吉川英治 「宮本武蔵」
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