...榾火(ほたび)に照らされた坊主の顔は骨と皮ばかりになった老人だった...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...白樺の火と榾(ほた)の火と...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...台所なる炉に榾柮(ほた)折りくべて団欒(だんらん)し...
井上円了 「おばけの正体」
...もえてる榾(ほだ)よ兵士らは...
スチーブンスン 新美南吉訳 「ゐろりの中の街」
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種田山頭火 「行乞記」
...白くいぶる榾(ほた)の余烟(よえん)とを透して見定めると...
中里介山 「大菩薩峠」
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松本たかし 「松本たかし句集」
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宮沢賢治 「饗宴」
...炉に榾(ほだ)をたくさんくべて家じゅうすっかり明るくしました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...乏しい榾火がちらついているばかりで...
室生犀星 「あじゃり」
...このごろ榾火を焚いてうたた寝するのが楽しみになりました...
室生犀星 「あじゃり」
...榾火の温かさがしてくるとお咲の背中にさはらうとしたが...
室生犀星 「命」
...一たび高山に登って榾火(ほたび)の夜の光に接すると...
柳田国男 「雪国の春」
...榾柮の次第に尽きかけた頃...
横光利一 「日輪」
...焚(た)き足す榾(ほた)の火がつきなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...焚(た)く榾(ほた)の火もあまり過ぎては...
吉川英治 「源頼朝」
...炉に燃える榾火(ほたび)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「…………」榾(ほた)の火が乏しくなると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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